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自動運転・制御の将来を見据えた革新的可視化・体験型教材システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18H00207
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 1200:教育工学関連
研究機関秋田工業高等専門学校

研究代表者

辻 尚史  秋田工業高等専門学校, 技術教育支援センター, 技術職員

研究期間 (年度) 2018
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
510千円 (直接経費: 510千円)
2018年度: 510千円 (直接経費: 510千円)
キーワード工学教育 / 制御 / Raspberry Pi
研究実績の概要

近年, 産業界では各種センサを用いた自動運転車やドローンなどの開発および実用化が盛んに行われており, 今後益々の発展が期待される. しかし, このような次世代を担うことになる学生への教育は, 急発展する現状に全く追いついていない. そこで本研究では, 先端の制御技術を理解させる事を目指し, ドローンをベースとした教材システムを開発した.
ボディは学生の興味を引き付ける目的から市販のドローンに近い外観とし, FDM方式の3Dプリンタにて製作した. プロペラは安全性の観点から飛行は考慮せず, 極低回転させることで動作の変化をわかりやすくした. 制御システムについてはRaspberry Pi 3を中心に, 加速度, 測距, 気圧等のセンサをI^2C方式にて接続し, 動作用プログラムはPythonで構築した.
本教材完成後, 学生2名に対しそれぞれ2時間程度の模擬授業を実施した. 学生らはプログラミングや電子工作の経験がなかったため, 教材の概要やプログラミング等から説明をした. その後, 測距センサのセンシングデータに応じ, 4つのモータドライバを回転数制御するプログラムを, 事前に用意した資料に沿って打ち込みさせた. 学生らからは「シミュレーションを超えて実際の製品に近いものを動作させること自体が新鮮で面白かった」「電子回路は難しいと思っていたが理解ができ, 更なる興味を持つことができた」といった意見を得た.
本教材の開発によって, プログラミングをすでに習熟している人だけでなく, 初心者にも展開可能なシステムであることが分かった. また実際の製品を模したシステムが, 学生の学習意欲向上のきっかけとなることも分かった. 今後はPBL教育の展開も視野に, 本教材のさらなる活用方法について検討予定である.

報告書

(1件)
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 制御技術の体験・可視化を目的としたドローン型教材の開発2019

    • 著者名/発表者名
      辻 尚史
    • 学会等名
      第24回 高専シンポジウム in Oyama
    • 発表場所
      小山工業高等専門学校
    • 年月日
      2019-01-26
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2020-03-17  

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