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足尾銅山の本山動力所に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18H00272
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 2160:土木工学、建築学、航空宇宙工学、船舶海洋工学、社会システム工学、安全工学、防災工学およびその関連分野
研究機関宇都宮大学

研究代表者

青木 達也  宇都宮大学, 地域デザイン科学部 技術部, 技術専門職員

研究期間 (年度) 2018
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
360千円 (直接経費: 360千円)
2018年度: 360千円 (直接経費: 360千円)
キーワード産業遺産 / 足尾銅山 / 動力所
研究実績の概要

1) 研究の対象と目的
本研究の対象は、足尾銅山の主に採鉱に資した本山地区に残存している国指定史跡の「本山動力所跡」(コンプレッサー室または圧気工場と呼ばれる施設)であり、その中に置かれている圧気機(コンプレッサーまたは空気圧気機とも呼ばれる機械)なども含める。本研究の目的は、二次史料や既往研究も参考にしながら古河機械金属株式会社が所蔵する一次史料および東京大学附属図書館や九州大学附属図書館が所蔵する「実習報文」などを用いて「本山動力所」の建造とその中にある圧気機が設置された経緯を明らかにし、倒壊の危険にある同施設の修復に資する知見を纏めることである。
2) 研究の方法
研究の方法としては次の4つのステップを踏んだ。第1に、主に採鉱や圧気機の歴史を知ることができる二次史料(鉱業史, 県史, 社史, 伝記, 報告書など)にあたり、日本における圧気機技術の導入の流れを把握した。第2に、一次史料が所蔵されている古河の足尾事業所において史料の調査を進め、足尾銅山における圧気機の導入の経緯を把握するとともに、東京大学や九州大学に所蔵されている実習報文を用いて史実の補完をおこなった。第3に、第1および第2の調査を通じて得られた図面や写真の検証を進めるとともに建造の経緯とその中にある空気圧気の役割を明らかにした。第4として、史学、建築学、土木工学等に精通した学識経験者らに指導を仰ぎながら本山動力所の修復と保存に必要な知見を取りまとめた。
3) 研究成果
研究を進めた結果、これまで不明であった建造に至るまでの経緯が明らかとなり、さらには海外からの技術導入との深い関わりがあったことも示すことが出来た。これにより、保存すべき対象とその役割および歴史的価値を明らかにすることが出来た。

報告書

(1件)
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 足尾銅山の本山動力所に関する研究-建造の経緯と圧気機について-2018

    • 著者名/発表者名
      青木達也, 宮本史夫
    • 学会等名
      土木学会
    • 発表場所
      大分大学旦野原キャンパス
    • 年月日
      2018-11-24
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2020-03-17  

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