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肺移植患者におけるイトラコナゾール血中濃度測定の有用性評価

研究課題

研究課題/領域番号 18H00395
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 3180:医療薬学関連
研究機関京都大学

研究代表者

片田 佳希  京都大学, 医学部附属病院, 薬剤師

研究期間 (年度) 2018
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
520千円 (直接経費: 520千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 520千円)
キーワードイトラコナゾール / 肺移植 / 血中濃度モニタリング
研究実績の概要

研究目的 : 肺移植術後は、真菌感染症のリスクがありその致死率が高いため、予防的に抗真菌薬イトラコナゾール(ITCZ)が投与される。また、肺移植後は免疫抑制療法を生涯にわたって続けるため、ITCZによる有害反応の発現を如何に抑え、その服用を継続することが極めて重要となる。ITCZは、その血中濃度管理の有用性が認められつつあり、真菌感染予防における有効血中濃度はITCZと代謝物であるOH-ITCZを合わせて750~1000ng/mLと報告されている。一方で、ITCZ投与患者では、胃腸障害や肝障害の頻度が比較的高いとされ、投与の中止や減量を余儀なくされる症例が報告されている。しかしながら、ITCZの有害反応と薬物血中濃度の関連については未だ明らかにされていない。そこで本研究では、ITCZ血中濃度や投与量に着目し、効果や有害事象の予測指標としての有用性評価を行うことを目的とした。
研究方法 : 京都大学医学部附属病院呼吸器外科にてITCZが使用される患者を対象として、ITCZが投与後のアスペルギルス感染や有害事象の有無を調べ、ITCZとの関連を解析した。
研究結果 : ITCZが投与された肺移植患者においてアスペルギルス感染が約10%の割合で認められた。ITCZ予防投与下でのアスペルギルス感染には、年齢、間質性肺炎の既往、CMV感染の既往及び再移植歴が関連することを明らかにした。一方、ITCZの投与量や血中濃度とアスペルギルス感染には関連が認めらなかった。

報告書

(1件)
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Effects of fasting on warfarin sensitivity index in patients undergoing cardiovascular surgery.2019

    • 著者名/発表者名
      Katada Y, Nakagawa S, Nishimura A, Sato Y, Taue H, Matsumura K, Yamazaki K, Minakata K, Yano I, Omura T, Imai S, Yonezawa A, Sato Y, Nakagawa T, Minatoya K, Matsubara K.
    • 雑誌名

      Eur J Clin Pharmacol

      巻: 75 号: 4 ページ: 561-568

    • DOI

      10.1007/s00228-018-2592-4

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] イトラコナゾールが投与された肺移植患者のアスペルギルス感染に関連する因子の探索2018

    • 著者名/発表者名
      片田佳希、中川俊作、長尾美紀、松田裕也、杉本充弘、山本由貴、福井彩香、木全柾典、川本雄士、糸原光太郎、深津祥央、米澤 淳、中川貴之、陳 豊史、伊達洋至、松原和夫
    • 学会等名
      第66回日本化学療法学会西日本支部総会
    • 発表場所
      かごしま県民交流センター(鹿児島)
    • 年月日
      2018-11-16
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2020-03-17  

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