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帳票作成機能を有するレジメン管理システムの構築と有用性の評価

研究課題

研究課題/領域番号 18H00437
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 3180:医療薬学関連
研究機関金沢大学

研究代表者

三坂 恒  金沢大学, 附属病院薬剤部, 薬剤師

研究期間 (年度) 2018
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
430千円 (直接経費: 430千円)
2018年度: 430千円 (直接経費: 430千円)
キーワードレジメン / 化学療法 / 帳票
研究実績の概要

研究目的 : 近年、支持療法の発達等により、化学療法の多くは外来においても実施可能となった。外来化学療法に関わる薬剤師は、レジメン内容の確認、抗癌剤調製といった業務に加え、院外薬局との連携もこれまで以上に重要視されるようになり、業務内容が複雑化している。当院の外来化学療法室では、これらの業務に対して各種帳票を活用しているが、帳票の多くは手計算や手書きを元に作成されており、業務効率に課題があった。そこで、レジメン業務に関わる帳票類を瞬時に作成可能なレジメン管理システムの構築を行い、有用性を評価することを目的として本研究を行った。
研究方法 : レジメン管理システムは、Microsoft Excelを用いて作成した患者マスタおよび薬剤マスタのデータを、別に作成した各レジメンマスタのデータにVisual Basic for Applicationで瞬時に反映させる仕組みとした。各種帳票は、患者情報および投与量を入力後、ボタンをクリックすることで、調製量、輸液総量、フィルターの有無等の情報が瞬時に反映され、印刷される仕組みとした。レジメン管理システムの有用性を評価するために、システム構築前後における各種帳票作成時間の比較およびシステム利用者を対象としたアンケート調査を行った。
研究成果 : システム構築前後における①治療計画書、②調製指示書、③輸液ラベルおよび④お薬手帳シールの作成時間は、それぞれ①2.7→2.2分/件②0.8→0.3分/件③0.5→0.1分/件④1.6→0.2分/件となり、1日平均約32分の業務時間短縮につながった。また、計算ミスや記入漏れがなくなり、確認作業を簡素化できた。アンケート調査の結果、改善点として、各レジメンの中止・減量基準を②に追加することや院外薬局向けコメントを④に追加することがあげられ、今後改修を検討中である。さらに、構築したシステムは電子カルテシステムと独立しており、入力の誤りが帳票にそのまま反映されるため、入力時に十分な確認作業を行うことが重要と考えられた。

報告書

(1件)
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考]

    • URL

      https://pharmacy.w3.kanazawa-u.ac.jp/3-4-6.html

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2020-03-17  

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