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選択的好中球枯渇化抗体(RP-3)対応抗原の血球系細胞における発現検証

研究課題

研究課題/領域番号 18H00446
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 3190:生体の構造と機能、病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
研究機関順天堂大学

研究代表者

黒澤 大  順天堂大学, 環境医学研究所, 私大技術員

研究期間 (年度) 2018
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
530千円 (直接経費: 530千円)
2018年度: 530千円 (直接経費: 530千円)
キーワード選択的好中球枯渇化抗体(RP-3) / 妊娠 / 血球系細胞
研究実績の概要

好中球は生体に侵入してきた細菌などの異物をその貪食能によって排除することが良く知られている。近年、このような生体防御機能に加え、他の細胞群との相互作用により多様な生命現象に関与することが判明しつつある。しかし、この細胞の性差における機能差や妊娠時における役割については殆ど明らかになっていない。
生体内におけるこの細胞の機能検討のために、これまで選択的好中球枯渇化抗体(RP-3)を用いた多くの研究がある。この抗体はラットにおいては腹腔内投与により、好中球を枯渇化できるが、その作用機序は未だに不明な点が多い。
予備実験において、妊娠時の好中球の機能解析のために、この抗体を用いて枯渇化実験を試みたところ、予想に反し妊娠ラットにおいてはこの抗体の好中球枯渇化能は著しく変動する事を見いだした。本研究では、上記の事実に基づき、妊娠末期、特に分娩期における好中球の機能を明らかにすることを最終目標にしている。
これまでRP-3対応抗原の局在は判明していない。本研究においては、まずこの抗原分子の血球系細胞においての発現分布を明らかにすることを目的とした。これらの細胞におけるRP-3対応抗原の発現を検討するため、非妊娠♀ラットの末梢血好中球分画を好中球マーカー(CD11b、およびRP-1)で染色し、フローサイトメーターにより解析した。その結果、未固定のほぼ全てのCD11b陽性細胞はRP-3陽性であった。RP-1抗体は好中球活性化マーカーで、通常は膜表面には検出されない。このマーカーについては膜透過処理したところ、こちらもほぼ全てのRP-1陽性細胞においてRP-3陽性であった。
今後は更に各血球系細胞の特異的マーカーを用い、RP-3対応抗原の発現細胞、および部位を明らかにする予定である。

報告書

(1件)
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件)

  • [雑誌論文] Rapid dissemination of alpha-synuclein seeds through neural circuits in an in-vivo prion-like seeding experiment2018

    • 著者名/発表者名
      Okuzumi Ayami、Kurosawa Masaru、Hatano Taku、Takanashi Masashi、Nojiri Shuuko、Fukuhara Takeshi、Yamanaka Tomoyuki、Miyazaki Haruko、Yoshinaga Saki、Furukawa Yoshiaki、Shimogori Tomomi、Hattori Nobutaka、Nukina Nobuyuki
    • 雑誌名

      Acta Neuropathologica Communications

      巻: 6 号: 1 ページ: 96-96

    • DOI

      10.1186/s40478-018-0587-0

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] TMEM30A is a candidate interacting partner for the β-carboxyl-terminal fragment of amyloid-β precursor protein in endosomes2018

    • 著者名/発表者名
      Takasugi Nobumasa、Araya Runa、Kamikubo Yuji、Kaneshiro Nanaka、Imaoka Ryosuke、Jin Hao、Kashiyama Taku、Hashimoto Yoshie、Kurosawa Masaru、Uehara Takashi、Nukina Nobuyuki、Sakurai Takashi
    • 雑誌名

      PLOS ONE

      巻: 13 号: 8 ページ: 0200988-0200988

    • DOI

      10.1371/journal.pone.0200988

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2020-03-17  

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