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テニスのアナリスト育成のための実践的取り組みとその効果の検証

研究課題

研究課題/領域番号 18H00522
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 3250:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
研究機関筑波大学

研究代表者

徐 広孝  筑波大学, 附属駒場中・高等学校, 教諭

研究期間 (年度) 2018
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
490千円 (直接経費: 490千円)
2018年度: 490千円 (直接経費: 490千円)
キーワードテニス / パフォーマンス・アナリティクス / 中高生
研究実績の概要

日本のスポーツアナリストの需要拡大を受けて、優秀なスポーツアナリストを育成する必要性が高まっている。そのためには早期からスポーツアナリティクスの経験を積む必要性があると考えられ、本研究は、中高生の男子テニス選手(n=15)を対象にし、次の二点の目的を設定してアナリスト育成のための実践的研究を行った。
(1) パフォーマンス測定アプリケーションを使用した場合の測定の信頼性
アナリティクス未経験の中高生が、テニス専用のパフォーマンス測定アプリケーションを使用した場合に、信頼性のある測定ができるのかどうかを検証した。試合を固定カメラで撮影し、選手が自身で試合のパフォーマンスを測定した。信頼性の基準は、テニスの指導歴5年の硬式テニス部顧問教員とテニス競技歴10年のテニス選手による評価者間信頼性を確認した。顧問教員を信頼性の基準とし、選手自身が測定したパフォーマンスデータとの信頼性を確認した。その結果、座標データ、名義データともに高い信頼性が確認された。
(2) テニスのアナリスト育成プログラムの有効性
テニスのアナリストを育成するために、1. 試合の撮影測定、2. 分析講習会の実施、3. パフォーマンス測定、4. ゲームパフォーマンスレポートによるフィードバック、5. 自己分析の実施の五段階から構成されるプログラムを実施し、プログラムの前後で質問紙調査を行った。その結果、育成プログラムはスポーツアナリティクスに対する興味や好感度を高めること、アプリケーションを使った測定の精度を高めること、初歩的な統計的手法を学習できること、分析結果を伝達する能力を養うことに寄与することが明らかとなった。
上記の結果から、本研究はテニスのアナリストを早期から育成することが可能であることを示唆し、日本のスポーツアナリストの需要拡大に応えることのできる基礎的研究を蓄積した。

報告書

(1件)
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 中高生を対象としたテニスのアナリスト育成のための実践的研究2 -育成プログラムの効果検証-2019

    • 著者名/発表者名
      徐広孝、大澤啓亮、千葉洋平、小澤治夫
    • 雑誌名

      静岡産業大学論集「スポーツと人間」

      巻: 3 号: 2 ページ: 149-156

    • NAID

      120006627911

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 中高生を対象としたテニスのアナリスト育成のための実践的研究 -アプリケーションを用いた測定の信頼性-2018

    • 著者名/発表者名
      徐広孝、大澤啓亮、千葉洋平、小澤治夫
    • 雑誌名

      静岡産業大学論集「スポーツと人間」

      巻: 3 号: 1 ページ: 141-148

    • NAID

      120006583613

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 中高生を対象としたテニスのアナリスト育成のための実践的研究2018

    • 著者名/発表者名
      徐広孝
    • 学会等名
      日本体育学会第69回大会
    • 発表場所
      徳島大学
    • 年月日
      2018-08-24
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2020-03-17  

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