研究課題/領域番号 |
18H00605
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01010:哲学および倫理学関連
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研究機関 | 北海道大学 (2020) 広島大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
宮園 健吾 北海道大学, 文学研究院, 准教授 (20780266)
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研究分担者 |
ディーツ リチャード 東京大学, 教養学部, 特任講師 (10625651)
オデイ ジョン 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (50534377)
FRISCHHUT Akiko 国際教養大学, 国際教養学部, 助教 (50781853)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
11,310千円 (直接経費: 8,700千円、間接経費: 2,610千円)
2020年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | 行為 / 信念 / 知覚 / 曖昧性 / 時間 / 合理性 / 想像 / 妄想 / 行為者性 / 共同行為 / 信念と欲求 / 知覚と感覚 / ついて性(aboutness) |
研究成果の概要 |
本研究は、必ずしも信念及び欲求にはよらない中間的な行動を含めた、拡張された意味での行為者性についての研究プロジェクトを立ち上げ、その研究成果を英米のジャーナルや書籍にてアウトプットするものである(プロジェクト1「行為者性と中間的行動」)。加えて、行為者性について多様な観点からアプローチする研究拠点を形成すべく、心の哲学、言語哲学、形而上学等の専門家による研究チームを形成し、それぞれの専門分野の強みを生かして、行為者性の諸相を探求する(プロジェクト2「行為者性と知覚」、3「行為者性と曖昧性」、4「行為者性と時間」)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、従来型の理想化された行為者についての描像に抗って、より現実的な行為者の描像を提示するものであるが、これは行為者についてのより正確な理論を可能にするという理論的、学術的な意義のみならず、より現実的に捉えられた行為者にとって、どのような環境や制度、社会が望ましいのかという実践的な問題にも深く関わっている。これに関連して、とりわけ、Thaler & Sunsteinによって提示されたNudgeあるいはLibertarian Paternalismのアプローチとの接点についても検討を進め、いくつかの研究発表を経て、現在ジャーナル論文を準備している段階である。
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