研究課題/領域番号 |
18H00606
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01010:哲学および倫理学関連
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研究機関 | 芝浦工業大学 |
研究代表者 |
小出 泰士 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (30407225)
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研究分担者 |
浅見 昇吾 上智大学, 外国語学部, 教授 (10384158)
秋葉 悦子 富山大学, 学術研究部社会科学系, 教授 (20262488)
松田 純 静岡大学, 人文社会科学部, 名誉教授 (30125679)
藏田 伸雄 北海道大学, 文学研究院, 教授 (50303714)
小林 真紀 愛知大学, 法学部, 教授 (60350930)
本田 まり (眞鍋まり) 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (60384161)
香川 知晶 山梨大学, 大学院総合研究部, 医学研究員 (70224342)
甲斐 克則 早稲田大学, 法学学術院(法務研究科・法務教育研究センター), 教授 (80233641)
横野 恵 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 准教授 (80339663)
児玉 聡 京都大学, 文学研究科, 准教授 (80372366)
品川 哲彦 関西大学, 文学部, 教授 (90226134)
奥田 純一郎 上智大学, 法学部, 教授 (90349019)
久保田 顕二 小樽商科大学, 商学部, 教授 (50261392)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2019年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2018年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
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キーワード | 生命倫理 / 医療倫理 / 比較思想研究 / 比較法研究 / 先端医療技術 / 安楽死 / ゲノム編集技術 / 患者の権利 |
研究成果の概要 |
生物医学の分野において、ゲノム編集技術、多能性幹細胞の作成と利用等、ヒトの生命・身体に直接影響を及ぼすことのできる先端技術が次々と開発されている。それらの技術によって、科学・技術は私たちの生活にますます深く介入するようになってきた。それらの技術をいかに規制すべきかを考えるために、欧米諸国における生命倫理政策について調査・研究をした。生命倫理は私たちの生活と密接な関係があるため、それぞれの文化の慣習や価値観がそれらの技術の規制にも反映している。欧米諸国の生命倫理政策の根底にある考え方を明らかにすることによって、今後、新しい技術をいかに規制して、人間の尊厳を保護すべきか考察・検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
わが国の生命倫理は、アメリカの生命倫理を参考にして発展してきた。善行、無危害、自律尊重、正義という医療倫理原則に基づいて、被験者や患者の人権を擁護・尊重するべく、人に対する操作や技術の使用を規制する。それに対して、ヨーロッパの倫理原則は、科学技術の介入から傷つきやすい人間を保護するために、正義、責任、連帯性という枠組みの中で、尊厳、統合性、傷つきやすさを尊重しつつ、時に自律を制限するところに特徴がある。 欧米諸国で行われている多様な生命倫理政策に関して、哲学的アプローチと法学的アプローチを通して、根底にある考え方や価値観を明らかにすることにより、わが国の今後の生命倫理政策に役立てる。
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