研究課題/領域番号 |
18H00613
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01030:宗教学関連
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
高尾 賢一郎 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (20785480)
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研究分担者 |
中山 紀子 中部大学, 国際関係学部, 教授 (00288698)
高岡 豊 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 研究員 (10638711)
和崎 聖日 中部大学, 人文学部, 講師 (10648794)
帯谷 知可 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 准教授 (30233612)
辻上 奈美江 上智大学, 総合グローバル学部, 教授 (30584031)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2020年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
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キーワード | 共産主義 / 近代 / 権力 / ジェンダー / 宗教法 / 公共圏 / 世俗化 / 性道徳 / 世俗主義 / 法 / イスラーム主義 |
研究成果の概要 |
ムスリム社会における風紀の通念とその影響を考察するとの研究目的に沿って、本研究は、東アジア、中央アジア、西アジア、ペルシャ湾岸地域、北アフリカといった広範な地域の事例を通し、現代ムスリム社会における規範の動態性を読み解くことに取り組んだ。また当初の研究計画を超え、本研究では参照項としてキリスト教、ユダヤ教、日本宗教の事例も取り上げた。これを経て、近代、ジェンダー、権力など、宗教と風紀の関係を取り上げる上での共通の問題を浮かび上がらせた。以上の主たる成果は高尾賢一郎・後藤絵美・小柳敦史編『宗教と風紀:〈聖なる規範〉から読み解く現代』(岩波書店、2021年1月)として刊行された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では現代社会における宗教の規範を、私的領域に留まるものでも、公的領域で制度化されたものでもなく、社会において守るべきとされる、あらゆる当為の法則に溶け込んだものと捉えた。この上で主たる成果(『宗教と風紀』)では、宗教の規範を公と私の枠組みを超え、宗教・地域を横断して論じるための視座の提示を目指した。これにより当該成果は、特定の宗教や地域についての専門性に加え、当該問題を宗教学、宗教社会学、歴史学、人類学、地域研究等の複合的な視点から分析する学際的価値を有した。加えて、当該成果には日本の排外主義やジェンダーギャップなど、今日的関心に応える研究も含まれており、十分な社会的意義も持ち得た。
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