研究課題/領域番号 |
18H00624
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01050:美学および芸術論関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
永田 靖 大阪大学, 文学研究科, 教授 (80269969)
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研究分担者 |
毛利 三彌 成城大学, 文芸学部, 名誉教授 (10054503)
中尾 薫 大阪大学, 文学研究科, 准教授 (30546247)
小菅 隼人 慶應義塾大学, 理工学部(日吉), 教授 (40248993)
横田 洋 大阪大学, 総合学術博物館, 助教 (50513115)
鈴木 雅恵 京都産業大学, 外国語学部, 教授 (70268291)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2021年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | アジア演劇 / ポストコロニアリズム / エコロジー / トランスカルチュラリズム / パンデミック / 多文化主義 / ポストグローバリゼーション / 演劇の越境性 / ポストコロニアル演劇 / トランスカルチュアラル演劇 / 伝統演劇 / 戦争と演劇 / トランスカルチュラル演劇 / 演劇の超域性 / 演劇の近代化 / 演劇における超域性 / トランスカルチャー演劇 / 演劇とナショナリズム |
研究成果の概要 |
本研究では、研究グループを大きく二つ組織した。東アジアの4つの主要な大学院のグループ、アジアの諸都市で活動する研究者のグループである。前者は年に1度、後者は年に2度の国際会議や研究集会を開催し、アジアの演劇の超域性について議論を深めた。アジアでの演劇は20世紀の政治経済、社会文化の流れと不可分に関わっている。成果の要点は大きく4点である。アジア地域の経済発展よる質的変化、伝統演劇の現代化、アジアにおける植民地主義への反省、そして研究期間後半2年間のコロナ禍による演劇交流の極小化である。若手研究者の交流も半数はオンライン会議においてであったが、次年度以降への継続性を確保することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多様性を本質とするアジアにおいて、現代のグローバリゼーションの中で、それぞれの地域の演劇の固有性と同時に共通点を認識することが、演劇研究の深化にとって重要である。本研究では、その両者に留意し、毎年3回の形式と組織の異なる研究集会を世界中の各地で開催した。各回平均20件前後の研究発表を行い、大規模なものでは60件を超える研究発表を行った。これらはすべて英語によるものであるが、それら論文の演劇研究学術雑誌、芸術研究学術雑誌への寄稿や多数の単著編著の刊行を促した。次世代研究者の育成の面でも、主として東アジアの演劇学大学院生の研究交流を生み出した。
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