研究課題/領域番号 |
18H00627
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01050:美学および芸術論関連
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
安田 靜 (安田 静) 日本大学, 経済学部, 教授 (90339226)
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研究分担者 |
武藤 大祐 群馬県立女子大学, 文学部, 准教授 (30513006)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 舞踊 / バレエ / 日本舞踊 / 芸術化 / 性風俗 / 花街 / 新舞踊運動 / 定期予約者 / 舞台芸術 / パトロン / 商品化 / ダンス / 風俗 / アボネ / シーズンチケット / 劇場 / パリ・オペラ座 |
研究成果の概要 |
フランスのバレエ及び日本における日本舞踊は長い伝統を持ち、今日では「芸術」として誰もが認め得る地位を占めている。しかしそうした「芸術化」が成立し、性風俗から分離したのは実はどちらも20世紀に入ってからであった、という事実は見逃されがちであり、その経緯についての学術的研究は極めて手薄である。 そこで本研究ではパリ・オペラ座のバレエ団(安田靜)と日本舞踊(武藤大祐)を研究対象として、そうした「脱エロス化」や「芸術化」がいつ頃から、誰によって、どのようにして成し遂げられていったのか、その過程を実証的に明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
舞踊芸術の歴史を語る際、性風俗と不可分のパトロネージに関する文献が重視されることは少ない。なぜならそうした資料は「踊り子とパトロンの関係」について、いわば「暗黒の歴史」を詳らかにするからである。 しかし本研究はそうした資料の調査もタブー視せず、舞踊文化の一部として捉え直して、これまで近代的な「芸術」の制度の陰に追いやられ、見逃されてきた観客と舞踊手の関係を実証的視点から明らかにした。特に、バレエと日本舞踊それぞれにおいて、「芸術化」や「脱エロス化」への契機がどのようなものであり、いかにして性風俗との分離が成し遂げられたのかを明らかにした意義は大きい。
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