研究課題/領域番号 |
18H00647
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02010:日本文学関連
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研究機関 | 明星大学 |
研究代表者 |
前田 雅之 明星大学, 人文学部, 教授 (00209389)
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研究分担者 |
木下 華子 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (10609605)
小助川 元太 愛媛大学, 教育学部, 教授 (30353311)
渡辺 麻里子 大正大学, 文学部, 教授 (30431430)
岡崎 真紀子 奈良女子大学, 人文科学系, 教授 (30515408)
松本 大 関西大学, 文学部, 准教授 (30757018)
福田 安典 日本女子大学, 文学部, 教授 (40243141)
山本 啓介 青山学院大学, 文学部, 教授 (50601837)
志立 正知 秋田大学, 教育文化学部, 教授 (70248722)
松本 麻子 聖徳大学, 文学部, 教授 (70708990)
渡瀬 淳子 北九州市立大学, 文学部, 教授 (90708637)
内田 澪子 医療創生大学, 健康医療科学部, 教授 (50442497)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
2021年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | 大名文庫 / 古典的書物 / 書物の移動 / 書物の収集・蓄積 / 古典 / 古典籍 / 文庫形成大名 |
研究成果の概要 |
大名文庫間における蔵書群を文庫間で比較検討して個々の文庫の固有性、ならびに、大名文庫間の共通生を見出して、大名にとって古典とは何かを明にしようとした。しかし、20年~23年までのコロナ禍によって、調査そのものが実行不可能にある案件が多数現れ、狙いの半分も成果が上げられなかったのは如何である。とはいえ、大名文庫の一部(島原松平文庫など)はかなり調査が進み、他の大名文庫との比較研究の基盤はそれなりに整備されたと確信している。大名文庫の総合的研究の突破口は開けたと考えている。今後も大名文庫研究は持続していきたい。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで大名文庫は所蔵図書の関係でしか、関心を持たれていなかった。古典・古典的書物を近世において最も多く所有していたのが大名文庫である。大名文庫の性格を明らかにすることは、大名・武士と古典、および、どうして大名がそこまで古典を集めていったのかといった文化的意義は言うまでもなく、近世においても、著者がいう「古典的公共圏」が健在であり、近代以降の社会とは異なる価値観・公共圏が展開かつ定着していたことを本研究は明らかにしたと考えている。近世像のコペルニクス的転回をもたらす可能性が大である。
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