研究課題/領域番号 |
18H00654
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02030:英文学および英語圏文学関連
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研究機関 | 成蹊大学 |
研究代表者 |
下河辺 美知子 成蹊大学, 文学部, 客員研究員 (20171001)
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研究分担者 |
巽 孝之 慶應義塾大学, 文学部(三田), 名誉教授 (30155098)
舌津 智之 立教大学, 文学部, 教授 (40262216)
日比野 啓 成蹊大学, 文学部, 教授 (40302830)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
14,170千円 (直接経費: 10,900千円、間接経費: 3,270千円)
2021年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | メイフラワー・コンパクト / 環大西洋文化 / 排除と包括 / 法と共同体 / 脱半球 / クロノトープ的地理 / 共同体と法 / ピューリタン研究 / 共同体 / クロノトープ的地理学 / 植民地共同体 |
研究成果の概要 |
2018年開始の本プロジェクトは一年延期し2023年3月に終了した。計五年にわたる共同研究では、アメリカ的空間の囲い込み運動(包括運動)の原点が、十七世紀のメイフラワー・コンパクトの効果であることを検証し、逆概念である非アメリカ的空間設定(排除の規制)と同時に稼働していたという結論を確認した。メイフラワー・コンパクトの言語的・政治的・歴史的効果を、この契約が交わされた十七世紀の新大陸のみでなく、独立期の十八世紀、拡張期の十九世紀、そしてアメリカが世界を制覇した二十世紀から現在にいたる流れの中で具体的な場面において浮き彫りにしてアメリカ研究の新モデルを提示し今後の人文研究のあり方を問うた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本プロジェクトの研究代表者および研究分担者はアメリカ文学を専攻するところから研究を始め、脱構築はじめその時々の最新の批評理論を吸収しつつ学際研究としてのアメリカ研究に軸足を置いてきた。そんな中行われた共同研究であるが、コロナというグローバルな現象に巻き込まれたこともあり、アメリカ研究という枠を超えて言葉を使って国家や個人の立ち位置を確認する困難と方策を求めることで人文学研究を新しい可能性へ開いていく道筋を提示できた。その成果は5年間で 9回におよぶ国内・国際研究会の実施、メンバーの国内・国外での研究発表や論文提出、そして現在企画中の本プロジェクト成果本出版という形で確認できるであろう。
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