研究課題/領域番号 |
18H00659
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02050:文学一般関連
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研究機関 | 同志社大学 (2020-2022) 東京外国語大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
SEN RAJLAKHI (センラージ・ラキ) 同志社大学, 研究開発推進機構, 嘱託研究員 (20795611)
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研究分担者 |
棚村 政行 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (40171821)
加藤 百合 筑波大学, 人文社会系, 教授 (50326815)
逆井 聡人 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (50792404)
金 ヨンロン 大妻女子大学, 文学部, 講師 (60806595)
本澤 巳代子 筑波大学, 人文社会系(名誉教授), 名誉教授 (70200342)
佐伯 順子 同志社大学, 社会学部, 教授 (70215573)
姚 紅 白百合女子大学, 言語・文学研究センター, 研究員 (90727140)
菅野 優香 同志社大学, グローバル・スタディーズ研究科, 教授 (30623756)
マクナイト アン 白百合女子大学, 文学部, 准教授 (20759154)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
14,430千円 (直接経費: 11,100千円、間接経費: 3,330千円)
2021年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
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キーワード | 比較文学 / 比較法 / 植民地文学 / 家族法 / ジェンダー / 検閲法 / 戦争 / 文化研究 / 文学 / 法律 / 人種 / LGBTQ / 東アジア / セクシュアリティ / 政治 / 文学と法 / 日本語文学 / 翻訳翻案 / 法と文学 / 台湾・韓国・日本法 / 国際情報交換 / 法・制度 / 境界横断 / 植民地支配 / 台湾、中国、韓国 / アメリカ、ドイツ / 翻訳や翻案 / ポストコロニアル / 国際研究者交流 / 多国籍 / 日本語文学、法・制度 / 境界横断、比較文学 |
研究成果の概要 |
本研究は、日本およびアジア地域において、日本文学や文化を通じて日本の法・制度がどのように表象されてきたかについての研究である。日本文学における法・制度の描写に加えて、明治民法が1898年に施行された後のアジア地域において、日本語や文学を媒介とした法制度や文化政策にも焦点を当てた。また、日本語文学における法・制度と他のメディア(演劇、テレビドラマ、映画など)との関係についても研究した。明治民法の施行以降、日本(東京および地方)やアジアにおける日本語文学と日本文化は、日本の法制度を軸にして発展し、文学と法制度が相互に影響し合った側面について考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
文学と法律についての学際的な研究は法・制度によって成文化(de jure)さられた家族やその他の法制度が、個々の状況や感情、苦悩などの実際の事例において法的に代表や保護されにくい実態(de facto)の可能性を脱構築し文学に内在する個々の「意志・声」を探求し、法・制度の介入によって巻き起きる新/言説の創出のプロセスを研究することにした。社会的には作家や文学者を招いた一般講演会を開催し文学と法制度の関係性についての認識を高めることができた。文学を法・制度の観点からより創造的に読み解くことで、個人が法・制度に対する親近感を持ち、社会やジェンダーに対する理解力が向上するという側面が明確に現れた。
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