研究課題/領域番号 |
18H00661
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02060:言語学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
加藤 重広 北海道大学, 文学研究院, 教授 (40283048)
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研究分担者 |
中川 裕 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (70227750)
塩原 朝子 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 准教授 (30313274)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | 言語学 / 音声学 / 言語データ / 方言学 / デジタル化 / アーカイブ化 / 再資源化 / 保存 / 保存と利活用 / 言語データの研究倫理 / 電子化の技術的課題 / 言語データの再資源化 / データ保存方法 / 言語学の研究倫理 / 言語調査と理論 / データの倫理的取り扱い / 研究倫理 / 現地調査 / 音声分析 / データ保存 / 調査倫理 / 言語学のSDGs / データ利活用 / アーカイブ |
研究成果の概要 |
記述言語学のデータが現在喪失の危機にあることを踏まえて,その保存と利活用の方策を広範に開発すること,また,基礎的方針に従って,実際に言語データを保存する作業を進めることが,本研究における二本の柱となる。前者は,どのようにデータは危機にあり,どのような方法で喪失の危機を回避できるかを広く実態調査することと,法務的な問題や研究倫理上の問題が生じないかを検討することに,後者は,実際にデータをデジタル化して保存していく作業の中で,どのような手順や工程が必要となり,それらにどの程度の資源が必要かを明らかにすること,将来的に利活用に供しやすい形式や体制を構築するには何が必要かの解明に主眼がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,実際に数件の言語データの喪失を回避し,電子データ化しており,一定の制約の中で利活用できる状態に整備している。同種の問題は,国際的に生じているが,日本における言語研究に特異な問題もあり,それらの全体像がおおよそ把握できるようになった。実際の言語データの保存とデジタル化は,個別のケースごとの問題があり,事例集として集積している。言語学のデータは,部分的にマルチメディア化が先行している面もあり,類似の事例が生じる他の研究領域への知見を提供できるほか,学術研究を持続可能な形態にする上で何が必要かを明確にすることは,言語学や関連領域,科学研究全体に貢献できるものと考えている。
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