研究課題/領域番号 |
18H00667
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02060:言語学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
山村 ひろみ 九州大学, 言語文化研究院, 教授 (90281188)
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研究分担者 |
渡邊 淳也 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (20349210)
GIBO LUCILA 上智大学, 外国語学部, 准教授 (30737218)
和田 尚明 筑波大学, 人文社会系, 教授 (40282264)
鈴木 信五 東京音楽大学, 音楽学部, 客員教授 (40338835)
大森 洋子 明治学院大学, 教養教育センター, 教授 (60233277)
小熊 和郎 西南学院大学, 公・私立大学の部局等, 名誉教授 (70169259)
HAMCIUC MONICA 鹿児島大学, 総合科学域総合教育学系, 准教授 (70721124)
黒沢 直俊 東京外国語大学, その他部局等, 名誉教授 (80195586)
岸 彩子 埼玉女子短期大学, その他部局等, 准教授 (80749531)
藤田 健 北海道大学, 文学研究科, 教授 (50292074)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
14,430千円 (直接経費: 11,100千円、間接経費: 3,330千円)
2022年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2021年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | ロマンス諸語 / テンス / アスペクト / モダリティ / エビデンシャリティ / 対照言語学 / 対照言語研究 / 対照研究 / テンス・アスペクト |
研究成果の概要 |
本研究はロマンス諸語の動詞体系を特にモダリティとエビデンシャリティの観点から再分析するために、仏西伊伯葡羅英語の未来・前未来・条件法現在・条件法過去の諸用法に焦点を当て、それらの諸の「対照表」を作成した。この「対照表」を基に検討した結果、対象とする6つのロマンス諸語の未来・前未来は「事態を発話時以降に定位する」という時間的機能を共有するのに対し、条件法現在・条件法過去は、6つのロマンス諸語すべてに共通の機能を特定するのは難しかった。しかし、それらの条件法現在のモーダル用法は現在の事態に言及し、条件法過去のモーダル用法は過去の事態に言及するという特徴を共有するということは確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は従来テンス・アスペクトの観点から分析されることが一般的だったロマンス諸語の動詞体系をモダリティ、エビデンシャリティの観点から分析してみることを目指した。まず対象とする7つのロマンス諸語(仏西伊伯葡羅語)と英語の未来・前未来・条件法現在・条件法過去に焦点をあて、当該言語の当該形式の諸用法を他の言語のそれらと比較した「対照表」を作成した。次に、その「対照表」を基にロマンス諸語に見られる未来・前未来・条件法現在・条件法過去の機能の類似点と相違点をまとめた。このように6つのロマンス諸語の当該形式の機能をモダリティ、エビデンシャリティ一の観点から明らかにした研究は国内外にもない点は特筆に値する。
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