研究課題/領域番号 |
18H00672
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02060:言語学関連
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研究機関 | 総合地球環境学研究所 |
研究代表者 |
長田 俊樹 総合地球環境学研究所, 研究部, 名誉教授 (50260055)
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研究分担者 |
小林 正人 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (90337410)
Badenoch Nathan 京都大学, 国際戦略本部, 特定准教授 (50599884)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
15,860千円 (直接経費: 12,200千円、間接経費: 3,660千円)
2021年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | 危機言語 / ムンダ語族 / アスル語 / ビルホル語 / コルワ語 / ジャールカンド州 / ジャールカンド / ムンダ語 / 南アジア / ムンダ諸語 / ドキュメンテーション / 言語ドキュメンテーション |
研究成果の概要 |
本研究はインドのジャールカンド州における消滅の危機に瀕した言語(以下危機言語)のうち、ムンダ語族に属するアスル語、ビルホル語、コルワ語のドキュメンテーションを目指したものである。アスル語については、海外共同研究者であるグンジャル・イキル・ムンダがアスル民話の採集を行い、コルワ語については研究分担者の小林正人がコルワ語民話を含むコルワ語文法をある程度完成させた。ビルホル語について、研究代表者の長田が二度にわたってフィールド調査を行ったが、かなりの方言差があり、まだまだ記述途上である。今後の調査に期待したい。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
危機言語の研究は世界的にみて、緊急を要するテーマである。一度消滅してしまった言語を復元させることは不可能に近い。その消滅の言語が持っているデータが将来人類に明るい未来を輝かせる可能性があることは、多くの研究者が指摘するところである。 ムンダ諸語の危機言語については、全く誰も行ってこなかった領域であり、われわれがドキュメンテーションを行うことは非常に大きな意味を持っている。また、本研究では危機言語のドキュメンテーションを行うとともに、現地の研究者を育てることを目指したが、ある程度、成果をあげることができたと自負している。今後も現地研究者の育成に取り組んでいきたい。
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