研究課題/領域番号 |
18H00676
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 京都教育大学 |
研究代表者 |
中俣 尚己 京都教育大学, 教育学部, 准教授 (00598518)
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研究分担者 |
山内 博之 実践女子大学, 文学部, 教授 (20252942)
太田 陽子 (合田 陽子 / 太田陽子) 一橋大学, 森有礼高等教育国際流動化機構, 教授 (20373037)
森 篤嗣 京都外国語大学, 外国語学部, 教授 (30407209)
橋本 直幸 福岡女子大学, 国際文理学部, 准教授 (30438113)
堀内 仁 国際教養大学, 国際教養学部, 准教授 (40566634)
小西 円 東京学芸大学, 留学生センター, 准教授 (60460052)
清水 由貴子 聖心女子大学, 現代教養学部, 講師 (60735851)
澤田 浩子 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (70379022)
建石 始 神戸女学院大学, 文学部, 教授 (70469568)
小口 悠紀子 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (70758268)
加藤 恵梨 大手前大学, 現代社会学部, 准教授 (70770311)
山本 和英 長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (40359708)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2021年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 話題 / コーパス / 言語資源 / 語彙表 / 話題精通度 / 特徴語 / CEFR / 文体 / 対数尤度比 / 性差 / 地域差 / 会話コーパス / 文法 / 話題別コーパス / 知悉度 / アノテーション / 日本語教育 / 自然言語処理 / 多変量解析 / 話題領域 / 形態素解析 / 固定長コーパス / 方言 / 計量的研究 / 話し言葉 / 関東と関西の対立 / 量的分析 |
研究成果の概要 |
本研究では話題が言語形式に与える影響を解明するため、2つの言語資源を作成した。一つは、既存の会話コーパスを話題別に分類し、そこから各話題に特徴的な語を抽出した『話題別日本語語彙表』である。もう一つは大学生のペアに5分ずつ、決められた15の話題について会話をしてもらい、それを録音・文字化した『日本語話題別会話コーパス:J-TOCC』である。 これらを分析したところ、おおよそ70%の語は何らかの話題に特徴的であると言えることがわかった。特に、文法を担う助詞・助動詞も半数以上が話題の影響を受けていることがわかった。談話標識も時に男女差や地域差以上に話題の影響を受けていることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本語教育では内容・話題を重視する潮流が生まれており、本研究の成果物は話題ベースの教材開発、教育法開発に大いに役立つものと言える。すでに話題別の日本語単語帳が作成された。また、話題を統制された『日本語話題別会話コーパス』は、話題が言語形式に与える影響を観察することを目的に設計されたものであるが、話題統制されているからこそ、地域差や男女差を明らかにすることも可能である。何より、多様な話題についての2010年代の若者の話し言葉を収集、記録したという点でも価値を持つ。
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