研究課題/領域番号 |
18H00677
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
吉川 達 佐賀大学, 国際交流推進センター, 講師 (70599985)
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研究分担者 |
佐々木 良造 静岡大学, 国際連携推進機構, 特任准教授 (50609956)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
12,740千円 (直接経費: 9,800千円、間接経費: 2,940千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
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キーワード | 日本語教育 / 多読 / 読み物作成 / 読解能力の向上 / 第二言語習得 / 日本語学習 / 読解教育 / 読解 / 日本語学習者 / 認知処理 / 多読素材 / ネットワーク / ワーキングメモリ |
研究成果の概要 |
本研究はに日本語学習者の多読を取り上げ、1)多読読み物の拡充、2)効果の検証、3)評価方法の検討、4)実践方法の共有を目的として進めた。1)の成果としては、177の多読読み物を新たに作成するとともに、一般書籍の中から約400冊の多読読み物リストを作成した。2)については、1か月の集中的な多読の実践が、文章理解能力、読むスピード、総合的な日本語能力、文法力等の向上に効果があることを明らかにした。3)については、ポートフォリオ評価などテスト以外の評価方法を提案した。4)については成果や多読についての知見を広く共有するため、ウェブサイトを開設、セミナー等を開催した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで日本語教育の多読研究においては、多読が日本語能力の向上にどのように影響するのか、効果を具体的な数値をもって示した研究が少なかった。本研究において、その一端が数値として示されたことは大きな成果である。また、多読のための読み物を未公開分を含め200作近く作成し、一部には朗読の音声を付してウェブサイトで無料で公開できたことは、国内はもとより学習資源が不足しがちな海外の学習者や教師にとって特に有益である。これらに加え、実践例を踏まえた多読の実践方法や理論を広く日本語教育関係者と共有できたことで、多読の理解を促進し、実践を推し進める機会となった。
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