研究課題/領域番号 |
18H00706
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03010:史学一般関連
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研究機関 | 京都大学 (2019-2022) 追手門学院大学 (2018) |
研究代表者 |
磯貝 健一 京都大学, 文学研究科, 教授 (40351259)
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研究分担者 |
和崎 聖日 中部大学, 人文学部, 准教授 (10648794)
阿部 尚史 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 准教授 (20589626)
堀川 徹 京都外国語大学, 国際言語平和研究所, PAX MUNDI 特別研究員 (60108967)
矢島 洋一 奈良女子大学, 人文科学系, 教授 (60410990)
宮下 修一 中央大学, 法務研究科, 教授 (80377712)
磯貝 真澄 千葉大学, 大学院人文科学研究院, 准教授 (90582502)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2021年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 中央アジア / 中央ユーラシア / ロシア帝国 / イスラーム法廷文書 / 家族史 / 法制度史 / ウズベキスタン / ロシア / 歴史文書 / ムスリム / ロシア連邦 / イスラーム法 / 古文書 / 聞き取り調査 / イスラーム法定文書 / シャリーア法廷文書 / 国際研究者交流 / 社会史 |
研究成果の概要 |
本研究では、ロシア帝政期に中央アジア南部諸都市のイスラーム法廷で作成された各種文書の分析、および、ウズベキスタンで実施した現地の宗教者や宗教教育従事者を対象とする聞き取り調査を実施した。その結果、帝政期の司法制度改革により現地法廷が経験した変化は、法廷が発給した文書の形式・内容にも反映されていることが明らかになった。また、現在のウズベキスタンにおいて、イスラーム家族法由来の制度が一定程度継承されていることが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、中央アジアがロシア帝国の支配下にあった19世紀後半から20世紀初頭を対象とし、当時のイスラーム法廷が作成・発行した各種の文書に依拠してロシアによるムスリム支配の実態を、特に家族という最も基本的な社会単位をキーワードとして考察したものである。既に四半世紀前から家族史研究が精力的に進められていたオスマン帝国史研究に比べ、中央アジアの家族史研究は殆ど手つかずの状態にあった。本研究は、中央アジア史研究をイスラーム世界の他地域の研究と接続させるという意味で、学術的に高い意義を持つ。
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