研究課題/領域番号 |
18H00713
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03020:日本史関連
|
研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
谷口 央 東京都立大学, 人文科学研究科, 教授 (90526435)
|
研究分担者 |
千葉 真由美 茨城大学, 教育学部, 教授 (50396933)
土屋 健俊 東京都立大学, 大学教育センター, 特任助教 (10808744)
佐藤 孝之 東京大学, 史料編纂所, 教授 (30170757)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 太閤検地 / 徳川検地 / 検地帳 / 中近世移行期 / 文禄三年 / 慶長六年 / 甲斐国 |
研究成果の概要 |
本科研では、徳川氏が関東に入部した天正18年(1590)から江戸幕府が設立された慶長期(1596~1615)の関東地域に遺される検地帳の情報を集積し、データベース化を図るため目録にまとめた。これにより、関東地域に残される同時期の検地実施時期について全容の把握が可能となった。また、各検地帳に採用される記載方法(印の有無・石高・貫高の記載・間数有無等)をデータベース化したことにより、各検地による検地主体の差異及びその目的の差異が把握されることになった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
検地帳記載方法の詳細なデータベースを作成することにより、各検地帳が何時の段階にどの主体により検地が実施されたのかを把握することが可能となった。その結果、従来、その表紙に記載される文言等から、僞文書の可能性が指摘される検地帳について、内容的には同時期の検地帳である可能性が高いことを示すことができた。また、検地帳に記載される内容分析により、検地帳の各耕作地に記される人名である名請人について、検地時期・主体により差異があることを明らかにした。従来の検地研究では、検地帳名請人については、名請人自体の村落内での地位の影響が重視されていたが、それとは異なる新たな視点を示すことができた。
|