研究課題/領域番号 |
18H00720
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03030:アジア史およびアフリカ史関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
佐川 英治 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (00343286)
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研究分担者 |
小宮 秀陵 獨協大学, 国際教養学部, 准教授 (30802011)
河上 麻由子 大阪大学, 大学院人文学研究科(人文学専攻、芸術学専攻、日本学専攻), 准教授 (50647873)
小尾 孝夫 大東文化大学, 文学部, 准教授 (90526675)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
14,950千円 (直接経費: 11,500千円、間接経費: 3,450千円)
2022年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 中国史 / 東アジア史 / 古代末期 / 古代史 / 魏晋南北朝隋唐 / 東アジア / 魏晋南北朝 / 古代中国史 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、3~8世紀の東アジアが、漢帝国が崩壊したのち、古典の継承と変容のうえに多元的な中華世界が現れてくる時代であったことを明らかにすることにある。そのために、①4、5世紀を転期とする中国社会の変容、②3~8世紀における中国文化の伝播と中心の拡散、③3~8世紀の中華の多様性と東アジアでの受容、④3~8世紀における仏教の浸透と中華の変容、⑤ヨーロッパの「古代末期」と東アジアの比較、の5つテーマに沿って研究をおこなった。その結果として、3~8世紀の東アジアが西欧の「古代末期」に相当する独特の性格を持った時代であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
グローバリズムや地球規模での持続可能な社会の実現という課題に直面する今日においては、国家の枠組みが相対化される現実が広がり、学問的にもグローバル・ヒストリーや人類史が一つの潮流となっている。そうしたなかで、東アジア史についてもあらためて世界史的な視野のなかで考えなおすことが必要になっており、本研究はそうした視野において3~8世紀の東アジア史に新たな歴史的な意義を与えるとともに、西洋の「古代末期」との比較することでこの時代の東アジア史を世界史上に位置づけなおそうとするものである。
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