研究課題/領域番号 |
18H00728
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03040:ヨーロッパ史およびアメリカ史関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
小野澤 透 京都大学, 文学研究科, 教授 (90271832)
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研究分担者 |
倉科 一希 同志社大学, グローバル地域文化学部, 教授 (00404856)
中嶋 啓雄 大阪大学, 大学院国際公共政策研究科, 教授 (30294169)
青野 利彦 一橋大学, 大学院法学研究科, 教授 (40507993)
三牧 聖子 同志社大学, グローバル・スタディーズ研究科, 准教授 (60579019)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
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キーワード | 冷戦 / アメリカ合衆国 / 外交 / ジョン・フォスター・ダレス / アメリカ外交 / 国際関係 / ジョン・F・ダレス / アメリカ / ジョン・F・ダレス / ジョン・フォスターダレス / 外交史 / 冷戦史 |
研究成果の概要 |
本プロジェクトは,「アメリカの覇権」という概念に立脚した既存の分析枠組みとは異なる形で,20世紀中葉に出現したアメリカを中心とする世界秩序を把握する方途を探った。「覇権的秩序」に代わる新たな包括的な枠組みを提示するには至らなかったものの,メンバーの個別研究においては,アメリカのパワーの限界に着目し,戦後の国際的な制度や枠組みが同盟国その他との交渉を通じて形成されていく過程を明らかにし,あるいは,トランスナショナルな国際社会におけるいわゆるソフト・パワーの影響を検討すること等を通じて,「アメリカの覇権」を相対化することの重要性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アメリカを中心とする世界は,20世紀中葉に出現し,形を変えながら21世紀にまで存続している。それは,ローマ帝国やモンゴル帝国の時代などと同様に,人類史におけるひとつの特異な時代であり,その生成・発展・衰退の過程や構造の変化は将来にわたって歴史研究の対象となるに違いない。本研究は,同時代的な問題解決を目指すのではなく,将来にわたって続くであろう当該の時代についての歴史研究であるが,アメリカのパワーの限界,同盟国との交渉を通じて形成された国際的制度のありよう,いわゆるソフト・パワーとして行使された国際社会への影響力などに関する研究成果は,同時代の世界を把握する上でも有益な知見を含んでいる。
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