研究課題/領域番号 |
18H00729
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03040:ヨーロッパ史およびアメリカ史関連
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研究機関 | 北海道大学 (2019-2020, 2022) 神戸大学 (2018) |
研究代表者 |
青島 陽子 北海道大学, スラブ・ユーラシア研究センター, 准教授 (20451388)
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研究分担者 |
松里 公孝 東京大学, 大学院法学政治学研究科(法学部), 教授 (20240640)
小森 宏美 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (50353454)
福嶋 千穂 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (50735850)
梶 さやか 岩手大学, 人文社会科学部, 准教授 (70555408)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
14,690千円 (直接経費: 11,300千円、間接経費: 3,390千円)
2020年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | 帝国 / ナショナリズム / ロシア / 中東欧 / 近現代史 / ネイション / ロシア帝国 / 宗教 / エリート / 歴史 / 民族問題 |
研究成果の概要 |
本研究の成果の主要なものは、2018年・2019年の国際シンポジウム(ヴィルニュス)、2019年第10回スラブ・ユーラシア研究東アジア学会(東京)、2019年スラヴ・東欧ユーラシア研究会(ASEEES)(サンフランシスコ)、2021年第10回国際中欧・東欧研究協議会 (ICCEES)(オンライン)、2020年・2022年ロシア史研究会大会での研究報告(オンライン・東京)での研究成果報告である。これらの研究活動を通じて、20世紀初頭、ロシア帝国が国制改革を進めるなか、西部境界地域で高まる民族・社会的衝突に対して、明確な民族政策を提示できず、対応に苦慮する様子を具体的に明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、20世紀初頭の国制改革の時期におおいて、辺境地域における諸民族のナショナリズムとロシア・ナショナリズム、多様な社会問題の諸相と、それに対するロシア帝国側の対応を地域ごとに具体的に明らかにしたことである。本研究の成果は、諸ナショナル・ヒストリーに分離し、あまり研究が進んでいなかった、境界地域における旧体制と諸民族の関係を明らかにしたことにある。このことで革命・戦争・内戦・ソ連建国と崩壊につながる、ロシア権力と境界地域の諸民族との複雑な関係性に関する知見を得た。ひいては、現代のロシア西方の境界地域における諸集団の対立と協力の諸関係を理解することにもつながるだろう。
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