研究課題/領域番号 |
18H00734
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03050:考古学関連
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
今野 晃市 岩手大学, 理工学部, 教授 (90333476)
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研究分担者 |
野口 淳 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 埋蔵文化財センター, 客員研究員 (70308063)
松山 克胤 岩手大学, 理工学部, 准教授 (80404804)
及川 穣 島根大学, 学術研究院人文社会科学系, 准教授 (10409435)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
13,520千円 (直接経費: 10,400千円、間接経費: 3,120千円)
2020年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | 情報考古学 / 接合資料 / 3次元計測 / 3次元計測 |
研究成果の概要 |
本課題は,出土した石器を接合して接合資料を自動的に生成し,生成された接合資料に基づいて,実際の石器組立順をユーザーに分かりやすく提示する手法を開発するものである.石器接合資料生成は,先行研究で開発した3Dスキャナーで計測した,3次元座標点群を用いて行う.点群は,①剥離面認識,②接合,③接合順解析,④ユーザーへ提示,の順に処理される.本課題では,①から④までの処理のアルゴリズムを開発した. いくつかの模造石器を用いてアルゴリズムを検証し,提案手法の有効性,有用性を確認している.成果が出た手法を学術雑誌,国際会議,国内会議などで発表した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は,大量に発掘される石器を自動接合するアルゴリズムと,接合されたモデルを解析して,接合順を抽出し,実際に出土した石器を接合するときには,試行錯誤せずに,接合順を提示できることである.これによって,発掘された石器がもれなく接合できるかどうかを判定できることになるため,接合された石器の発掘位置などの情報を組み合わせることによって,新たな知見を獲得できることが期待できる.
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