研究課題/領域番号 |
18H00740
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03050:考古学関連
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研究機関 | 沖縄国際大学 (2020-2022) 鹿児島大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
新里 貴之 沖縄国際大学, 総合文化学部, 准教授 (40325759)
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研究分担者 |
高宮 広土 鹿児島大学, 総合科学域共同学系, 教授 (40258752)
黒住 耐二 千葉県立中央博物館, その他部局等, 研究員(移行) (80250140)
樋泉 岳二 明治大学, 研究・知財戦略機構(駿河台), 研究推進員 (20237035)
米田 穣 東京大学, 総合研究博物館, 教授 (30280712)
庄田 慎矢 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 企画調整部, 室長 (50566940)
高橋 遼平 帝京科学大学, その他部局等, 学芸員 (40728052)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2022年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | トカラ列島 / 中之島宮水流遺跡 / 宝島大池遺跡 / 縄文時代中期 / 弥生時代前期~終末期 / 平安時代 / 放射性炭素年代測定 / 琉球文化圏北限域 / 物質文化 / 食性 / 島嶼環境 / 境界領域 / 中之島 / 宮水流遺跡 / 縄文時代 / 弥生時代 / 貝塚文化の北限 / 悪石島 / 考古遺物 / 環境 / 土器・陶磁器比較調査 / 臥蛇島分布調査 / 口之島分布調査 / 遺物整理作業 / オルソ画像作成 / 土壌試料分析 / 小規模島嶼群 / 臥蛇島 / 宝島 / 諏訪之瀬島 / 縄文土器 / フィリピン大学 / 喜界島 / 小規模島嶼 / 文化的多様性 / 潜在的持続性 / 中之島調査 / 軽石製品 / 平島 / 清朝磁器 |
研究実績の概要 |
琉球列島のなかでも小規模島嶼であるトカラ列島の発掘調査で得られた出土遺物・遺構の分析を実施し、データ蓄積を図った。琉球列島の石製品の自然科学分析を行い、九州考古学会において発表を行った。 また、中之島宮水流遺跡や宝島大池遺跡の、遺構・各層の炭化物の放射性炭素年代測定を実施し、圧倒的に不足しているトカラ列島の年代データの増加を図った。 横当島の増加したデータをもとに、有史以来無人島であった島の特性について、追加論文を発表した。文献記録では中世には横当島が琉球の版図にあったとする論考の紹介のほか、近世にクレオパトラ島と呼ばれた理由について考察した。考古資料では、新たに発見された琉球陶器上焼、墓に供えられたと考えられる乾隆通宝について検討した。また、戦時中には構築されていたらしき水路の存在にも言及した。 中之島・宮水流遺跡について、発掘調査で得られたデータをもとに、その成果を縄文時代(貝塚文化の土器圏)・弥生時代(大隅諸島を除く琉球列島で最多の弥生土器、最多の種類)・平安時代(九州以北の土師器圏に属するが、供膳具が少ない)に分けて、それぞれの発表した。 明治27年に無人中国船が平島に漂着し、大量の清朝磁器がもたらされ、トカラ列島内に流通したことが解明しつつあるが(「ピーピーどんぶり」・「シナ茶碗」)、それに立体的なカニ造形の貼付された陶器も加わることが判明した。この陶磁器のうち、双喜文碗や仙芝祝寿文碗が奄美大島、沖縄・久高島にもわずかに流通している事実を突き止め、公表した。また、奄美市立博物館において、一般向け講演を実施した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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