研究課題/領域番号 |
18H00744
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03050:考古学関連
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
小林 謙一 中央大学, 文学部, 教授 (80303296)
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研究分担者 |
下岡 順直 立正大学, 地球環境科学部, 准教授 (10418783)
米田 穣 東京大学, 総合研究博物館, 教授 (30280712)
箱崎 真隆 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 研究員 (30634414)
坂本 稔 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 教授 (60270401)
木村 勝彦 福島大学, 共生システム理工学類, 教授 (70292448)
佐野 雅規 早稲田大学, 人間科学学術院, 講師(任期付) (60584901)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2021年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 年代測定 / 炭素14年代 / 放射性炭素年代 / 酸素同位体比 / 年輪年代 / 縄文時代 / ルミネセス法 / 安定同位体比 / 炭素14年代測定 / 先史文化の実年代化 / 樹木年輪酸素同位体比 / 年代決定法 / 同位体比 / 日本先史年代体系 / 考古学 / 新石器時代 / 東アジア / AMS炭素14年代 / 東アジア先史時代 / ルミネッセンス法 / 酸素同位体比分析 / 先史考古学 / 縄紋文化 / 縄紋時代 / 日本先史文化 / 酸素同位体比年輪年代法 / 日本先史時代 |
研究成果の概要 |
東北地方青森県・宮城県、中部地方長野県、山梨県、関東地方千葉県、東京都の遺跡出土土器付着物の測定を国立歴史民俗博物館坂本分担者や、東京大学年代測定室米田分担者と共同で行い、レポートを公表した。 静岡県富士宮市滝戸遺跡、岡山県地蔵が淵洞窟の発掘調査を行い、年代測定を進めている。富士宮市大鹿窪遺跡では、下岡分担者のルミネッセンス測定と、代表者の炭素14年代を比較検討した。年輪年代について箱﨑分担者、木村分担者と千葉県多古田遺跡などの年輪材の年代測定を行い、複数の測定法を相互比較した。 以上の成果から縄紋時代実年代体系の基盤を作成し、自然環境の変動との対比や文化変化の様相を通期的に検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
暦年代が未知である先史時代の時間軸を作成するための考古学的方法である年代測定法について、炭素14年代の測定対象を拡大するため土器付着物、炭化材、植物遺体、人骨、貝殻など複数資料を測定、較正年代、年輪年代、酸素同位体、ルミネッセンス法と比較し、測定法の確度を高めた。 実年代での文化変化と自然環境との対応を捉え、日本列島先史時代の特徴を明らかにするため、旧石器・縄文・弥生時代の時期的な画期を明確とし得る時間軸を、多様な年代測定で整理した。13500年以上に及ぶ縄紋文化の地域的・時期的な変化を跡づけ、東アジアの地域間の時間的併行関係を捉え、地域間交流や環境による差異を検討可能とする枠組みを作成した。
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