研究課題/領域番号 |
18H00761
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03070:博物館学関連
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研究機関 | 独立行政法人国立科学博物館 |
研究代表者 |
小川 義和 独立行政法人国立科学博物館, その他部局等, 調整役 (60233433)
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研究分担者 |
海老原 淳 独立行政法人国立科学博物館, 植物研究部, 研究主幹 (20435738)
下田 彰子 独立行政法人国立科学博物館, 附属自然教育園, 係員 (20825898)
遠藤 拓洋 独立行政法人国立科学博物館, 附属自然教育園, 一般職員 (30787354)
永野 昌博 大分大学, 理工学部, 准教授 (50530755)
齊藤 有里加 東京農工大学, 学内共同利用施設等, 特任助教 (60736891)
山田 博之 筑波大学, 芸術系, 准教授 (80723361)
内田 圭 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (40747234)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
14,170千円 (直接経費: 10,900千円、間接経費: 3,270千円)
2021年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | GIS / 環境教育プログラム / 天然記念物 / 植生管理 / 文化財の保存と活用 / デジタルコンテンツ / オープンデータ / 可視化 / COVID-19 / 文化財の保護と活用 / GIS |
研究成果の概要 |
本研究では、有形無形の資源を有する国立科学博物館附属自然教育園(以下、自然教育園と表記)をモデルに、経験に基づき行われている天然記念物の植生管理の情報について、GISを活用してデータ化し、可視化する植生管理手法を開発した。また、これまでの自然教育園が有する調査研究情報を研究機関が広く利用できるように、オープンデータ化に向けて検討、評価した。さらに、可視化された植生管理のプロセスを学習できる環境教育システムを研究開発し、文化財である天然記念物の保存と活用を促す教育プログラムのモデルを提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、従来職員が経験的に行ってきた天然記念物の植生管理に対し、GISデータを活用して、位置情報、モノ情報、コト情報を蓄積し、可視化し、共有し、データの基づく管理方法を開発した。植生管理情報とそのプロセスの可視化、調査研究成果のデジタルコンテンツの公開、それらを活用した教育プログラムを通じて、資料の収集保管・調査研究・展示教育という博物館の基本的機能の意義を社会に発信することができた。開発した環境教育サイトの活用により、親子や若い世代でも楽しめるフィールドツアー等の教育プログラムが実施でき、その結果、これまで自然教育園では利用の少なかった親子や20代などの新たな層の入園者に繋がっている。
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