研究課題/領域番号 |
18H00777
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04030:文化人類学および民俗学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
李 仁子 東北大学, 教育学研究科, 准教授 (80322981)
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研究分担者 |
金谷 美和 国際ファッション専門職大学, 国際ファッション学部, 教授 (90423037)
二階堂 裕子 ノートルダム清心女子大学, 文学部, 教授 (30382005)
佐藤 悦子 東北大学, 教育学研究科, 博士研究員 (70749415)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
12,220千円 (直接経費: 9,400千円、間接経費: 2,820千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 東日本大震災 / 津波 / 被災者 / 移住 / 生活再建 / 社会的紐帯 / 1東日本大震災 |
研究成果の概要 |
本研究は、東日本大震災の被災者から、被災前のライフヒストリーや被災後の生活再建プロセスを数次にわたって聞き取った。それにより、津波で従前の生活基盤を根こそぎはぎとられ、その後幾度も移動を強いられた暮らしの中で、被災者がどのような社会的紐帯をどのように維持・再生・再編していったのか、その動態的なありようを個別具体的に跡付けた。さらに、そのありようにはいくつかの典型的なパターンもしくは類型があることを析出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
被災地という局地的異文化の中で幾度も移動を余儀なくされた被災者の生活再建を移住と類比し、その社会的紐帯の維持・再編過程を追うことによって移民研究の応用例として新たな地平を開いたことが本研究の学術的意義と言えよう。また、本研究は、被災者が実際に経験した様々な社会的紐帯のありようを具体的に提示しており、それは今後また起こる大規模自然災害時において、被災者自身にとっても支援側にとっても役に立つ参照事例となろう。
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