研究課題/領域番号 |
18H00789
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04030:文化人類学および民俗学関連
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研究機関 | 国立歴史民俗博物館 |
研究代表者 |
川村 清志 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (20405624)
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研究分担者 |
内田 順子 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 教授 (60321543)
岡田 浩樹 神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (90299058)
柴崎 茂光 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (90345190)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
12,220千円 (直接経費: 9,400千円、間接経費: 2,820千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 協働 / 民俗誌 / 文化継承 / マルチメディア / 映像民俗誌 / 映像民族誌 / 共創 / 協働の民俗誌 / 民俗映像 / ビジュアルメディア / 文化支援 / サスティナブル / 実践 / 文化の再構築 / フィールドワーク / コラボレーター / 画像 / 映像 / ビジュアルエスノグラフィー / 双方向メディア / データベース |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、日本の地域社会が失いつつある生活文化の諸相を持続的に継承し、活用するための基盤となる、マルチメディアを用いた民俗誌を作成することにある。ここでは文化の担い手とそれらを記録、表象する研究者が協働で地域文化の継承と活性化を目指した。そのために文字情報はもちろん、画像や動画を用いてネット上での公開も視野に入れた民俗誌実践による研究の発信を試みた。研究者と現地の人びととの対話と協働を通して、多様な価値観と視点を内包し文化の担い手が主体的に選択し、積極的に継承、活用しようとする持続的で更新可能な文化表象の構築を推進した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の主な目的は、地域社会の人々と研究者が文化についての価値観を共有し、新たな文化を共創することにある。その学術的意義は、フィールドサイエンスにおける一方向的な情報収集から双方向的な知識の共有へと研究分野の視座を変換し、印刷媒体はもちろん、映像作品やインターネットを通じて、研究領域の展開を促進させたことである。 このようなフィールドでの実践は、トップダウン式に研究成果を還元する既存の社会科学のあり方から、地域社会との対話と協働を前提とするフィールドサイエンスの応用的な側面を拡張しえた。これにより自己表象としての地域文化の多様性を地域内外の人々に周知する契機になり得たと考える。
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