研究課題/領域番号 |
18H00852
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07040:経済政策関連
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研究機関 | 学習院大学 |
研究代表者 |
宮川 努 学習院大学, 経済学部, 教授 (30272777)
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研究分担者 |
徳井 丞次 信州大学, 学術研究院社会科学系, 教授 (90192658)
川上 淳之 東洋大学, 経済学部, 教授 (20601123)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
2021年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
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キーワード | 生産性 / 長期停滞 / 複数財 / 新陳代謝 / 無形資産 / 複数材 / スピルオーヴァー / スピルオーヴァ― |
研究成果の概要 |
今世紀に入って、財・サービス、資本財などの分野における差別化に注目する研究が増えている。本研究では、こうした財・サービスの様々な差別化が生産性に及ぼす影響を分析した。中心的な研究としては、「工業統計表」を使って製造業の製品構成の変化がどのような要因によって影響されているかを、マクロ的な要因も含めて分析した。本研究は、新型コロナウイルスの感染拡大によって完成が遅れたが、現在査読誌に投稿している。この他、複数の資本財、特に資産を有形資産と無形資産に分けた投資関数の推計を通して無形資産も含めた生産性の動向を研究した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の場合、従来から企業の新規参入が少なかった。一方で、長く事業を続けている企業が多い。このことは、新規企業の参入よりも既存企業が新たな財を開発することで、企業自身が成長してきたことを示している。 我々の研究は、こうした日本企業の特徴を踏まえた上で、新規参入ではなく、企業内の製品構成の入れ替えによって、企業が生産性向上を達成できるかどうかを調べようとするものである。こうした研究はデータの制約から米国以外には研究が少なく、その意味でも生産性研究の分野で重要な学問的貢献があると考えられる。また無形資産を考慮した設備投資行動も、日本では我々独自の貢献である。
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