研究課題/領域番号 |
18H00878
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07070:経済史関連
|
研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
高橋 基泰 愛媛大学, 法文学部, 教授 (20261480)
|
研究分担者 |
岩間 剛城 近畿大学, 経済学部, 准教授 (30534854)
長谷部 弘 東北大学, 経済学研究科, 教授 (50164835)
山内 太 京都産業大学, 経済学部, 教授 (70271856)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2020年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2019年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2018年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
|
キーワード | 地域金融組織 / 日英対比研究 / 信用 / 家計 / 市場経済形成期 / 近世日英地方信用関係網形成 / 旧上田藩上塩尻村 / ケンブリッジ州ウィリンガム教区 / 地方金融ネットワーク / 伊勢暦書き込み / 蚕種市場活動 / 無尽・講 / 市場経済化 / 無尽 / 講 / 地方金融組織 / 小口金融 / 無尽講 / 日英対比 |
研究成果の概要 |
本研究は、市場経済形成期における地域金融組織の形成について日本およびイギリスの対比研究をおこない日英農民の消費生活・家計分析から発生した問題意識に基づき、地域金融市場の形成について対比分析した。その結果、調査対象地域である日本の長野県上田市上塩尻およびイギリスのケンブリッジ州ウィリンガム教区を対比した実証研究である髙橋『村の相伝・日英対比研究編;社会的DNAの検出』(刀水書房、2021年)および長谷部・髙橋・山内編著『近世日本における市場経済化と共同性;近世上田藩上塩尻村の総合研究Ⅱ』(刀水書房、2022年)を含めた研究成果を公開し、それらをもとに国際公開シンポジウム・セミナーを開催した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、近代的地域金融組織の日英国際対比を行い、市場経済形成期における金融市場の地域的発展のプロセスを明らかにすることを目的とする。日本の「家」制度が、実は18世紀中葉あたりから生じたごく新しい存在であり、形成される家計に照射すると、市場経済との結節点には、重層をなす地域信用関係が存在する。コミュニティ・レベルでは、信用の範囲は近い親族・広域の親族・隣人関係の間で地域金融市場を形成し市場経済に対応していくという。信用・信頼の本質に関わるそのメカニズムを、本研究で東西既存の研究成果を効果的に対比させることで実証した。
|