研究課題/領域番号 |
18H00880
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07070:経済史関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
鎮目 雅人 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (80432558)
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研究分担者 |
つる見 誠良 法政大学, 比較経済研究所, 研究員 (10061227)
西村 雄志 関西大学, 経済学部, 教授 (10412420)
高木 久史 大阪経済大学, 経済学部, 教授 (50510252)
高屋 定美 関西大学, 商学部, 教授 (60236362)
加藤 慶一郎 大阪商業大学, 総合経営学部, 教授 (60267862)
諸田 博昭 山形大学, 人文社会科学部, 准教授 (70785089)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2021年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
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キーワード | 貨幣史 / 信用 / 銀行 / 藩札 / 通貨制度 / 近代移行期 / インド金融 / 中国金融 / 近代 / ネットワーク / 信用貨幣 / 国立銀行 / 貨幣の起源と進化 / 通貨制度改革 / 暗号通貨 |
研究成果の概要 |
本研究では、前近代・近代を含めた貨幣史・金融史の最新の研究成果を踏まえつつ、社会内部から貨幣と信用が生成され現代の銀行システムの形成に至る過程を、各時代、各地域の特性を考慮しつつ歴史実証的に再検討した。その際、日本貨幣史・金融史の分野における歴史実証研究の成果をより広い視野から検証し、世界史的視野に立って日本における貨幣と信用の展開過程の特質を明らかにした。近世・近代の日本に関する分析を縦糸とし、中国、インドを含めた国際比較、ならびに現代金融論の観点からの検討を横糸とすることにより、社会内部における貨幣と信用のあり方に関する統合的な理解を目指した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近代貨幣制度が生成する以前および近代貨幣制度が生成していく過程に目を向けることにより、中央銀行と民間銀行の二層構造をその中核とする近代貨幣制度の下では覆い隠されてきた貨幣や信用のさまざまな態様を明らかにした。現代の経済社会の下では観察が難しい流動性供給の本質を探ることで、現代の中央銀行制度や銀行規制の在り方の新たな観点から光を当てるとともに、理論研究における貨幣の理解に関しても新たな知見をもたらしている。
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