研究課題/領域番号 |
18H00890
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
山尾 佐智子 慶應義塾大学, 経営管理研究科(日吉), 准教授 (80812487)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | グローバル人材 / 多様性 / 従業員知覚 / 経営プロセス / 多国籍企業 / 海外赴任経験者 / 現地国人材 / 女性管理職 / アイデンティティ / グローバル化 / ダイバーシティ / 組織同一視 / 従業員モチベーション / グローバルビジネス / 組織同一視(組織アイデンティティ) / 海外拠点従業員 / グローバル人事 |
研究成果の概要 |
本研究では多様化する人材をキーワードに、複数の人材カテゴリーに着目し、複数の調査を行った。まず、多国籍企業の海外現地法人に勤務する現地国人材の調査からは、彼らの企業への帰属意識とキャリア開発支援が、外国人派遣員に対する援助行動にプラスの影響があることが分かった。次に、海外派遣経験者の調査からは、帰任時の困難と帰任後の離職意図のマイナスの関係を、赴任中のメンタリングが緩和することがわかった。さらに、管理職の研究からは、性別による偏見と昇進意欲およびキャリアアップを目指す行動の間にはプラスの関係があり、女性管理職よりも男性管理職の方がこの関係がより強くなることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、異なる人材カテゴリーに着目し、それぞれのカテゴリーの人材の視点から、職場や企業に対する考えや態度を見ていくことを通じて、経営プロセスへの影響を検証したことである。とりわけ、本研究ではグローバル人材や女性管理職に関する研究を行うことで、多様化する人材に焦点を当てた。従来は比較的見過ごされてきた人材の視点を取り入れることで課題を洗い出し、企業経営上の示唆を得ることができたことに、学術的、社会的意義があると考える。
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