研究課題/領域番号 |
18H00894
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
片山 東 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (00595746)
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研究分担者 |
山野井 順一 早稲田大学, 商学学術院, 准教授 (20386543)
淺羽 茂 早稲田大学, 商学学術院(経営管理研究科), 教授 (60222593)
井口 衡 京都産業大学, 経営学部, 准教授 (60633906)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
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キーワード | 家庭から仕事へのコンフリクト / 中小企業経営者 / 配偶者 / 長期的志向 / 将来の結果の考慮 / 企業行動 / 従業員への対応 / 質問票調査 / 経営者 / ワークファミリーコンフリクト / 従業員の職務満足 / 家庭と仕事のスピルオーバー効果 / 同族企業 / 経営者の心理的特性 / 配偶者の心理的特性 / 中小企業 / 起業家行動 / 企業パフォーマンス / 起業家的行動 / 企業業績 / 家庭と仕事間の心理的状態 / 家庭と仕事のスピルオーバー |
研究成果の概要 |
本研究課題は、経営者の家庭から仕事へのコンフリクト(family-to-work conflict)が、経営者の企業における意思決定に与える影響について、定量的に分析するものである。東京都23区の中小企業経営者、配偶者、従業員に対して質問票調査を複数回行ったところ、経営者が感じる家庭から仕事へのコンフリクトは、経営者の長期的志向、将来の結果の考慮に統計的に有意な負の影響を与え、また、従業員の職務満足、職務エンゲージメント、心理的安全、エンパワーメントに統計的に有意な負の影響を与えていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題から、実際に、family-to-work conflictは企業経営における経営者の長期的志向や将来の結果の考慮、および従業員への待遇についての影響があることが認められた。政策的な含意としては、近年、work-family balanceの概念が重視されている。中小企業における競争力の強化やイノベーションの促進が政策的な課題として挙げられることが多いが、企業経営に対しての施策ではなく、経営者の家庭に焦点を当て、family-to-work conflictを減らすような施策の効果も見込める可能性があろう。
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