研究課題/領域番号 |
18H00912
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07100:会計学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
澤邉 紀生 京都大学, 経営管理研究部, 教授 (80278481)
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研究分担者 |
飛田 努 福岡大学, 商学部, 准教授 (60435154)
岡田 幸彦 筑波大学, システム情報系, 教授 (80432053)
足立 洋 県立広島大学, 地域創生学部, 准教授 (60585553)
吉川 晃史 関西学院大学, 商学部, 教授 (20612930)
篠原 巨司馬 福岡大学, 商学部, 教授 (90580168)
福島 一矩 中央大学, 商学部, 教授 (50548881)
尻無濱 芳崇 神奈川大学, 経営学部, 准教授 (20728331)
黒木 淳 横浜市立大学, 国際商学部, 教授 (00736689)
市原 勇一 北九州市立大学, 経済学部, 准教授 (80781830)
庄司 豊 琉球大学, 国際地域創造学部, 講師 (90910381)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2021年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | 管理会計 / 臨床会計学 / 経営会計専門家 / プロスコープ / 管理会計能力 / 財務業績 / 中小企業 / 管理会計システム / アスピレーション / 組織された専門家による観測 / 観測装置 |
研究成果の概要 |
中小企業における管理会計能力と財務業績の関係を臨床会計学に基づいて研究し、またその成果を実務にフィードバックする経験的研究プラットフォームを構築し、プラットフォームを活用したプロスコープによる観察・観測データに基づいて定性的・定量的研究を行った。定性的研究によって検証可能な命題が導出されるとともに、実務家が研究成果を実務コンテキストに結びつけて理解するための事例を蓄積することができた。定量的研究では、管理会計能力と財務業績の関係が、経営者の節税志向やアスピレーションレベルによって左右されることや、管理会計システム構築・運営コストが無視できないことを示唆する結果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中小企業における管理会計能力と財務業績の関係については、データの入手可能性の限界が合ったが、本研究では臨床会計学的研究プラットフォームを構築し、実務家のシステマチックな協力を得ることで、管理会計能力が中小企業の財務業績に影響を及ぼしている経験的証拠を収集することができた。中小企業の管理会計能力と財務業績の関係は、節税目的の存在や経営者のアスピレーションレベル、また管理会計能力構築コストと規模の関係などによって左右されていることを示唆する結果も得た。これらの成果は、学術的には中小企業における管理会計の役割についての理解を深める意義がある。社会的には、中小企業の生産性向上に資する知見が得られた。
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