研究課題/領域番号 |
18H00913
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07100:会計学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
椎葉 淳 大阪大学, 経済学研究科, 教授 (60330164)
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研究分担者 |
高橋 邦丸 青山学院大学, 経営学部, 教授 (10276016)
村宮 克彦 大阪大学, 経済学研究科, 准教授 (50452488)
乙政 正太 関西大学, 商学部, 教授 (60258077)
首藤 昭信 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 准教授 (60349181)
佐々木 郁子 東北学院大学, 経営学部, 教授 (90306051)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2021年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
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キーワード | 利益情報の役割 / 変動する割引率 / 事業投資 / 金融投資 / 現在価値関係 / リスク / 財務諸表分析 / 組替財務諸表 / 主要顧客比率 / エンタープライズ |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,収益性とリスクの両面から利益情報の役割を再検討することである。このために,割引率が変動することを前提に,事業投資と金融投資を区別した概念的・理論的なフレームワークを構築したうえで,財務会計と管理会計の実証研究を実施した。 主たる成果として,事業投資と金融投資の総合的成果に焦点を当てる株主・投資家の視点ではなく,企業(エンタープライズ)の視点から企業価値評価モデルと資産価格モデルを拡張した新しい実証研究のフレームワークを提示した。さらに,時間的に変動する割引率を前提とした研究フレームワークの重要性や発生主義会計の有用性を明らかにするさまざまな実証結果を提示している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
会計利益は投資のリスクが消滅し成果が確定したときに認識されることから,利益の大きさはリスクについての情報も有している。現代のように評価することが難しい新技術が次々に生み出されている社会においては,企業は競争優位を生み出すような差異を創出するために,これまで以上にリスクを負って事業を展開する必要がある。つまり,収益性だけでなくリスクに関する情報が重要になっている。 本研究の学術的・社会的意義は,これまでの会計研究では不十分であったリスクの側面にも焦点をあて,リスクと収益性の両面から利益情報の役割を検討することのできる分析フレームワークを提示し,さまざまな実証的証拠を提示したことにある。
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