研究課題/領域番号 |
18H00932
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 大和大学 (2019-2022) 上智大学 (2018) |
研究代表者 |
蘭 信三 大和大学, 社会学部, 教授 (30159503)
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研究分担者 |
中山 大将 釧路公立大学, 経済学部, 准教授 (00582834)
権 香淑 上智大学, 総合グローバル学部, 准教授 (00626484)
伊吹 唯 熊本保健科学大学, 保健科学部, 助教 (00880189)
佐藤 量 立命館大学, 先端総合学術研究科, 非常勤講師 (20587753)
李 洪章 神戸学院大学, 現代社会学部, 准教授 (20733760)
伊地知 紀子 大阪公立大学, 大学院文学研究科, 教授 (40332829)
田中 里奈 フェリス女学院大学, 文学部, 教授 (40532031)
福本 拓 南山大学, 人文学部, 准教授 (50456810)
坂田 勝彦 東日本国際大学, 健康福祉学部, 教授 (60582012)
山下 英愛 文教大学, 文学部, 教授 (80536235)
八尾 祥平 東京大学, 大学院総合文化研究科, 特任研究員 (90630731)
丁 智恵 東京工芸大学, 芸術学部, 准教授 (90794545)
野入 直美 琉球大学, 人文社会学部, 准教授 (90264465)
高 誠晩 立命館大学, 衣笠総合研究機構, 研究員 (40755469)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
2021年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | オーラルヒストリー / ポストコロニアル経験 / 植民地経験 / 戦争経験 / 引揚げと送還 / 白色テロ / 言説空間 / 民主化とオーラルヒストリー / 東アジア / ポストコロニアル / 日・韓・台の比較研究 / 民主化とオーラルストーリー |
研究成果の概要 |
本研究は日韓台湾という東アジア三国地域における第二次世界大戦後の「ポストコロニアルな経験」に関する民衆のオーラルヒストリー/口述の展開状況を比較研究することであった。2019年末からのコロナ禍で作業が大幅に遅れたが、2022年9月の国際シンポジウムにて東アジア三国地域のオーラルヒストリーの成立背景とその具体的な内容とそれぞれの相違点と共通点が明らかとなった。また同年7月のシンポジウム「東アジアの脱植民地化とジェンダー秩序-女性たちの経験と集合的記憶の再構築」によって、ポストコロニアルな体験をジェンダーという視点からとらえ直すことが欠かせないことを明確に提示できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「東アジにおけるオーラルヒストリーの展開と課題」という国際シンポジウムは、東アジアにおけるオーラルヒストリーの展開を比較することによって、そこでの主要なオーラルヒストリーの同型性と違いを明確にすることができた。この企画は、相互に関連するオーラルヒストリーを意識して研究する必要性を明確にしたことで、各国のオーラルヒストリー研究者に国際比較の重要性を強く意識させた。また、共催した「東アジアの脱植民地化とジェンダー秩序-女性たちの経験と集合的記憶の再構築」は、ポストコロニアルな体験がジェンダーという視点からとらえ直すことによって、民衆のオーラルヒストリーがより大きな展開をなすことを明確に示した。
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