研究課題/領域番号 |
18H00934
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
|
研究機関 | 武蔵大学 |
研究代表者 |
イシ アンジェロ 武蔵大学, 社会学部, 教授 (20386353)
|
研究分担者 |
白水 繁彦 駒澤大学, 付置研究所, 研究員 (80095942)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
|
キーワード | ジャパン・ハウス / 移民メディア / ブラジル / 日系ブラジル人 / 新聞 / 広報文化外交 / 日中韓 / 芸能人 / 在日ブラジル人 / 文化外交 / エスニック・メディア / ウチナーンチュ / ジャパンハウス / 日系人 / 新型コロナウィルス報道 / ディアスポラ / 民間外交 / 架橋エージェント / 日系移民 / 在外ブラジル人 / 主流言語学習 / 移民 / メディア / エスニックメディア |
研究成果の概要 |
本研究はブラジルにおける日中韓の移民メディアの現況と課題の把握、日本の文化外交戦略の切り札として世界3都市(サンパウロ、ロサンゼルス、ロンドン)に新設されたJapan House (ジャパンハウス)の国際比較考察を主要な柱とした。移民メディアに関する研究では、中国・韓国系メディアについては基礎的な現況把握に留まったが、日系メディアについては研究期間中の劇的な激変(最後の日刊紙の廃刊と新たな媒体としての復活等)を捉えることに成功した。Japan Houseについては計画どおり、3箇所の施設の主要責任者への聞き取りを含む調査が実施できた。「東洋系」芸能人による民間の広報活動についても研究できた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は少なくとも次の3つの意味で有意義である。1)今後の関連研究の基礎資料としての可能性:Japan Houseが各地で創設されたのは研究が開始された2018年であり、これを主題とした先行研究が皆無に等しいばかりでなく、同施設に関する報道や論考も少ない。2)移民新聞界の最新事情の把握:同研究の実施期間中にブラジルで最後の日系新聞が廃刊となり、媒体名も経営陣も刷新する形で再出発したが、移民メディア界の今後を考える上で希少な現在進行形の調査が実現できた。3)思わぬ副次的な成果として、ブラジルにおける日中韓の芸能人による共同での大手メディアへの抗議・発信活動について聞き取りと考察ができた。
|