研究課題/領域番号 |
18H00951
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 目白大学 |
研究代表者 |
須加 美明 目白大学, 人間学部, 教授 (40271457)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 訪問介護員 / 訪問看護師 / 連携 / サービス評価 / 利用者満足度評価 / 尺度開発 / 利用者評価 / 訪問介護 / 主観的幸福感 / 主観的健康感 / 利用者満足度 / 連携での困難 / 訪問看護 / 連携するための行動 / 医療的ケア |
研究成果の概要 |
連携は利用者のためだが,利用者が連携を評価する尺度はない.本研究は,訪問介護と訪問看護の連携を利用者が評価する尺度を開発し,連携が利用者の主観的健康感と関連するかを調べた.開発した尺度と主観的健康感の相関は無かった. 連携の利用者評価に影響する要因を調べた結果,年齢,要介護度などは関連がなく,訪問介護員の仕事への満足度と訪問介護の利用頻度の2変数が関連していた. また①訪問看護師による訪問介護との連携及び連携での困難を測る尺度、②訪問看護師と連携するための訪問介護員の基礎的行動評価尺度、③訪問介護員の介護を通じた利用者理解を測る尺度を開発し分析に活用した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
介護と医療の連携の必要が言われているが、利用する高齢者本人が連携をどう評価しているかを測る尺度は作られていない。本研究は、訪問介護と訪問看護の2つのサービスを使う利用者が、状態が悪化したときの両職種の情報交換など具体的な行動を評価する8項目の尺度を開発した。服薬管理など具体的な行動を評価する項目にしたため、項目が示す状況の「経験がない」(非該当)が多くなり、8項目全てを経験し評価できたのは171名中24名であった。このため介護家族の回答では、本尺度得点と介護役割の達成感との相関係数は0.59になったが、回答者10名のため統計的に有意な傾向にとどまった。該当者を増やした分析が残された課題である。
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