研究課題/領域番号 |
18H00953
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
|
研究機関 | 日本福祉大学 |
研究代表者 |
斉藤 雅茂 日本福祉大学, 社会福祉学部, 准教授 (70548768)
|
研究分担者 |
近藤 克則 千葉大学, 予防医学センター, 教授 (20298558)
村田 千代栄 東海学園大学, 健康栄養学部, 教授 (40402250)
横山 由香里 日本福祉大学, 社会福祉学部, 准教授 (40632633)
斎藤 民 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 老年学・社会科学研究センター, 部長 (80323608)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2021年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
|
キーワード | 地域福祉 / 社会的孤立・孤独の軽減 / プログラム評価 / 高齢者福祉 |
研究成果の概要 |
高齢者の社会的孤立・孤独の軽減にむけた地域福祉活動として、地方都市におけるポイント制による高齢者の社会参加促進事業、大都市における高齢者の地域支え合い事業、集合住宅における「通いの場」事業に着目し、多時点パネルデータと実践記録(利用者名簿等)と要介護認定・介護保険賦課情報を統合したデータベースを構築した。ポイント制事業の参加群ではその後、友人との交流等が有意に上昇し、利用者としてよりもボランティアとして参加している高齢者の方がより保護的な関連を示すことなどが確認された。また、インパクト評価として、趣味・スポーツの会、ボランティア活動等への参加を通じた高齢者の健康維持等にもたらす効果を検証した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域福祉実践におけるプログラム評価の重要性は古くから指摘されてきたが、解析に耐えられる質の高いデータの蓄積という点でも、実務的な利活用という点でも課題が多い。本研究では、実践の中で蓄積される利用者名簿、多時点の質問紙調査データ(パネルデータ)、行政が保有する介護給付情報等を統合した大規模データベースを構築した。対照群を設けた研究デザインに基づいて、高齢者への社会参加促進や生活支援がどういう人々に届いているのか、地域福祉活動の推進による高齢者の社会関係構築への効果、介護予防・認知症予防等にもたらす効果といったプロセスからアウトカム、インパクトまでの評価を試みる研究事例を提示することができた。
|