研究課題/領域番号 |
18H00965
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
|
研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
高崎 緑 京都工芸繊維大学, 材料化学系, 准教授 (00402149)
|
研究分担者 |
森川 英明 信州大学, 学術研究院繊維学系, 教授 (10230103)
宝田 亘 東京工業大学, 物質理工学院, 助教 (50467031)
鞠谷 雄士 東京工業大学, 物質理工学院, 特任教授 (70153046)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
|
キーワード | ナノファイバー / ナノスマートテキスタイル |
研究成果の概要 |
ポリエチレンテレフタレート(PET)におけるレーザーエレクトロスピニング(LES)のノズル付近での紡糸挙動の実測および理論解析から,理論解析結果は,実測値と相対的に同じ傾向を示すことが確認できた.レーザー出力の増大にともない,PETウェブ中の繊維の複屈折は二極的な分布を示した.セルロースナノファイバー(CeNF)/高密度ポリエチレン(HDPE)繊維は,HDPE単体に比べて,幅広い条件での紡糸が可能であった.LESで作製した ポリプロピレン(PP)単体の繊維は特異な結晶構造を示した.CeNF/PP繊維は,PP単体の繊維に比べて高弾性率を示し,力学特性が向上した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果から,シミュレーションと実測値の比較によって,LESの紡糸挙動の機序を検証することができ,またLESによって特異な構造・特性が発現することが明らかになり,ナノテキスタイルとしての応用化のための指針が得られた. 本研究成果による新たな知見・指針は,繊維・テキスタイル・衣服材料分野の発展および新規領域分野開拓への貢献が期待できることから,関連分野発展のための社会的・学術的意義を有する.
|