研究課題/領域番号 |
18H00972
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
後藤 武俊 東北大学, 教育学研究科, 准教授 (50451498)
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研究分担者 |
金井 徹 尚絅学院大学, 総合人間科学系, 准教授 (00532087)
大桃 敏行 学習院女子大学, 国際文化交流学部, 教授 (10201386)
井本 佳宏 東北大学, 教育学研究科, 准教授 (10451501)
青木 栄一 東北大学, 教育学研究科, 教授 (50370078)
下村 一彦 東北文教大学, 人間科学部, 准教授 (40389698)
柴田 聡史 琉球大学, 地域連携推進機構 生涯学習推進部門, 准教授 (40721882)
白幡 真紀 仙台大学, 体育学部, 教授 (70746552)
高橋 春菜 盛岡大学, 文学部, 助教 (80781418)
金井 里弥 仙台大学, 体育学部, 准教授 (10734840)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
10,920千円 (直接経費: 8,400千円、間接経費: 2,520千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | オルタナティブ教育 / 困難を抱えた子ども・若者 / 公共性 / 公私連携 / 質保証 / 利用可能性 / 困難を抱える子ども / NPOと行政の協働 / 通信制高校 / 不登校 / 学習機会の網の目 / ガバナンス / 社会的包摂 / 学習機会の「網の目」 / 教育の公共性 / 生活・生存保障 / 学校外教育 / 困難を抱えた若者 / オレゴン州ポートランド / 公立通信制高校 / オルタナティブ・プロヴィジョン |
研究成果の概要 |
本研究の成果は、困難を抱える子ども・若者への学習機会保障における国ごとの多様性と共通性を明らかにしたことである。共通性の点では、どの国においても①多様なニーズ・困難に応答できる場や機会の提供、②その全体的な維持管理と質保証の仕組みの確立、③そうした場や機会の利用可能性の拡大、という三つの要素が求められることを明らかにした。一方で、上記の①~③を公的に保障するか、公私連携で提供するのかという点で、またオルタナティブ教育の内容面では、居場所の提供を重視するか、職業への接続を重視するかという点で、国ごとに違いがあることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義として、困難を抱える子ども・若者への学習機会保障の研究に対して新たな視点を提供していることが挙げられる。特に、学習機会の利用可能性の拡大という視点は、これまでのオルタナティブ教育や困難を抱える子ども・若者への移行支援に関する研究では、十分に焦点化されてこなかったものである。 また、社会的意義として、日本では多様な教育機会をどこまで公的に認めるべきか(公費補助を行うべきか)に議論の焦点が向けられがちだが、本研究の成果は、そうした方向性よりも、一人ひとりの子どもの置かれた状況を把握し、その発達に即した機会や場につなげることに軸足を置くべきことを提言するものとなっている。
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