研究課題/領域番号 |
18H00973
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
羽田 貴史 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 名誉教授 (90125790)
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研究分担者 |
宮田 由紀夫 関西学院大学, 国際学部, 教授 (20278584)
松田 浩 成城大学, 法学部, 教授 (20364812)
杉本 和弘 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 教授 (30397921)
堀口 悟郎 岡山大学, 社会文化科学研究科, 准教授 (40755807)
船勢 肇 長崎女子短期大学, その他部局等, 助教 (60594059)
長谷部 圭彦 東京大学, 東洋文化研究所, 特任研究員 (60755924)
藤井 基貴 静岡大学, 教育学部, 准教授 (80512532)
栗島 智明 埼玉大学, 人文社会科学研究科, 准教授 (90846453)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2020年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2019年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2018年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | 学問の自由 / 大学自治 / 国際比較 / 憲法学 / 憲法 / 憲法体制 / 科学の社会的責任 / 専門的自由 / 法体制 |
研究成果の概要 |
研究は、①2011年以降2000件近い世界の学問の自由侵害の事例と特徴を明らかにし、②学問の自由の課題が、外部社会と大学・教員研究者との関係と、大学と教員研究者、学生と教員の学問の自由の対立・葛藤として現れていること、③学問の自由の制度化がいち早く進んだ独・仏、その概念を導入して制度化した米国・日本、制度化が不十分な中国の比較を行い、④安全保障や企業的経営と学問の自由という新しい論点を明らかにし、⑤ヨーロッパを中心に、国際的な学問の自由保障の規範形成が進んでいること、単一の要因によって自由が保障されるものではなく、これらを支える大学教員の価値意識を含めた全体構造が重要であることを指摘した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学問の自由は,自由で創造的な思考の必要不可欠な要件であり,民主主義社会を支える基本原理でもある。この自由が世界的に危機に直面しており、日本においても例外ない。本研究は、自由の危機の様々な現象形態を明らかにし、保障するための様々な制度と要因を国際比較を通じて示した。特に、研究は、憲法学・経済学・教育学・教育哲学・日本史の学際・融合的な共同で実施され、規範的分析と実態分析全体にまたがって展開した。社会科学における共同研究の可能性も示唆する成果が得られた。
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