研究課題/領域番号 |
18H00979
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
鈴木 理恵 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (80216465)
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研究分担者 |
小高 浩子 (西村浩子 / 西村 浩子) 松山東雲女子大学, 人文科学部, 教授 (20248339)
棚橋 久美子 広島国際学院大学, 工学部, 研究員 (30186316)
平井 晶子 神戸大学, 人文学研究科, 教授 (30464259)
松尾 由希子 静岡大学, 教職センター, 准教授 (30580732)
福田 安典 日本女子大学, 文学部, 教授 (40243141)
藤方 博之 東北大学, 東北アジア研究センター, 助教 (40727674)
奥井 亜紗子 京都女子大学, 現代社会学部, 准教授 (50457032)
高橋 秀樹 國學院大學, 文学部, 教授 (70821990)
米村 千代 千葉大学, 大学院人文科学研究院, 教授 (90262063)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2021年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | 「家」 / 家業 / 後継者 / 教訓 / 家訓 / 養子 / 家 / 後継者育成 |
研究成果の概要 |
「家」における後継者育成の具体相について、どのような場で、どのような階梯で、何を伝えたか、だれが誰にどのような方法で伝えたか、伝えるしくみや工夫といった観点に留意して明らかにすることを課題とした。平安時代から現代まで通史的に、貴族・武士・農民・商人・神職などの諸階層を対象に、東日本から西日本にかけての各地のフィールド調査に基づいて研究を進めた。 その結果、各階層において、「家」独自の後継者育成機能や、それを支えた親族や同職仲間の役割があったことを実証的に明らかにした。研究成果をまとめた『家と子どもの社会史―日本における後継者育成の研究―』を出版した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教育史研究の主な関心は学校教育に向いてきた。そのため、前近代の子ども史研究では、手習塾や学問塾での教育が取り上げられる傾向にあった。また、「家」における子どもについても「家庭教育」の観点から知育やしつけに注目が集まりがちであった。 本研究では、子どもの労働や身体を通じた家業継承という観点を盛り込むことによって、平安時代から現代までの諸階層における後継者育成の具体相について通史的に描き出し、従来の学校教育中心の教育史研究に新たな枠組みを提示した。
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