研究課題/領域番号 |
18H00987
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09020:教育社会学関連
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
角替 弘規 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 教授 (10298292)
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研究分担者 |
清水 睦美 日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (70349827)
児島 明 同志社大学, 社会学部, 教授 (90366956)
額賀 美紗子 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 准教授 (60586361)
三浦 綾希子 中京大学, 教養教育研究院, 准教授 (90720615)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
14,820千円 (直接経費: 11,400千円、間接経費: 3,420千円)
2020年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
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キーワード | ニューカマー / 移民第二世代 / 移民と教育 / 文化変容 / エスニシティ間比較 / ライフコース / 分節的同化 / 第二世代 / エスニシティ / 比較研究 / 多文化教育 |
研究成果の概要 |
本研究は、日本に在住する移民第2世代170名に対してインタビュー調査を実施し、かれらの日本社会における経験のうち、「編入様式」・「学校経験」・「文化適応」・「職業選択」・「将来展望」を明らかにすることを通じて、移民第二世代の現在のエスニックアイデンティティのあり方や学業達成及び地位達成のありようを理解することを目的とするものである。 分析の結果、第二世代の日本社会への適応においては学校が排除の契機として機能する側面を持ちつつ、移民の親子が日本社会に適応するための資源を形成するうえで尚も重要な位置づけをもつことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1980年以降、日本に長期滞在する外国人が増えはじめてから約30年が経過した。当時来日した世代の子どもたちも青年期を迎え、かれらが第三世代を形成する時期を迎えている。こうした世代間の移行が見られる現在は、日本における移民第二世代の研究の好機である。 先行研究では移民第二世代の文化変容はホスト社会の受け入れ文脈に強い影響を受けることが示唆されるが、日本社会の移民第二世代のライフコースを分析においても、第一世代の編入様式を考慮することが重要である。多様な背景を持つ人々との共生が模索される中、移民第二世代への正確な理解は、ホスト国としてかれらを迎え入れる準備を行う上で不可欠であると考える。
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