研究課題/領域番号 |
18H01018
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
藤本 登 長崎大学, 教育学部, 教授 (60274510)
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研究分担者 |
小八重 智史 宮崎大学, 教育学部, 講師 (90908477)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
14,300千円 (直接経費: 11,000千円、間接経費: 3,300千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2018年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | システム思考 / 氷山モデル / ループモデル / 電力需給システム / VR教材 / 技術教育 / STEAM教育 / 評価・活用 / 電力需給 / エネルギー / カード教材 / 活用型学力 / リスク / ループ図 / リスク認知 / 電源構成 / VR探索 / 教材開発 / 発電所 / 農薬 / 遊具 / リスクマネージメント |
研究成果の概要 |
本研究では,中学校技術分野において生徒にリスク・システム思考概念を構築させるために,電力供給システムの評価・活用を可能とさせるカリキュラム・教材の開発を行った。全天球型発電所探索アプリVR教材や電力需給システムビデオ学習教材を開発し,2つのシステム思考スキルを導入した授業実践を行った。その効果,氷山モデルは,発電方法の仕組みの理解や電力需給システムの課題把握に効果があることが分かった。一方で,ループモデルは,段階的に利用することで電力需給システムの要素間の因果関係を捉え,技術の見方・考え方を働かせて技術と社会や生活の関わりについて考えさせることができたことから,技術教育全般へ展開例を提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,中学校技術分野において生徒にシステム思考概念を構築させるために,開発したVRやビデオによる電力需給視覚教材による授業実践の結果,本教材がSTEAM教育に活用できることが分かった。また,氷山モデルやループモデルといったシステム思考ツールにより,技術の見方・考え方を働かせて技術と社会や生活の関わりについて考えさせることができた。例えば,「送配電」を中心に据えたビデオ教材を用いた授業実践の結果,エネルギーを利用する上で最も大切にしたい視点に大きな影響を与えることなく,電力需給システムの適切な理解により太陽光発電推進に対する生徒の主張を技術的な根拠に基づいたものに変化させることができた。
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