研究課題/領域番号 |
18H01024
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 沖縄大学 |
研究代表者 |
嘉数 健悟 沖縄大学, 人文学部, 教授 (50612793)
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研究分担者 |
小林 稔 文教大学, 教育学部, 教授 (70336353)
岩田 昌太郎 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (50433090)
嘉納 英明 名桜大学, 国際学部, 教授 (30449962)
遠藤 洋志 琉球大学, 教育学部, 教授 (90369926)
天久 大輔 沖縄大学, 人文学部, 講師 (20802911)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
12,870千円 (直接経費: 9,900千円、間接経費: 2,970千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 教職課程 / 質保証 / 地域連携 / 教職インターンシップ / シンガポール / 海外 |
研究成果の概要 |
本研究は,教職課程の質保証に向けて,教職課程を有する大学間の相互評価を通して,その質的水準の維持や向上に繋げることを目的とした。COVID-19の影響もある中で可能な限り調査を実施し,主に以下の点を明らかにした。①市町教育委員会との連携は大学教員や教師志望生が地域の教育課題を認識することにつながり,結果として自大学の教職課程を見直すことにつながる,②教師志望学生は地域や学校での体験的な学びの機会を実践的指導力の育成につながる取り組みとして評価している,などであった。一方,教職課程の適切なポリシーの設定し,教職を担うにふさわしい学生を確保する工夫について改善が必要であることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
まず,日本における教職課程や教員養成の質保証に関する研究の動向から,諸外国と比較して,外部の機関が各大学の質を評価するシステムの充実が遅れている日本において,自律的な質保証を促すために,内部と外部の協働的な質保証システムを構築していく必要性を明らかにしたことである。次に,教職課程の充実や運営に際しては,教育委員会や学校と連携するだけでなく,学校現場から大学へのフィードバックも重要であり,それを教職課程のカリキュラムに反映できるような柔軟な対応が重要であることを明らかにした点である。特に,大学と学校,教育委員会との連携による教職課程の質的向上に資する成果を残せた点は意義があると考えている。
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