研究課題/領域番号 |
18H01037
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
米田 宏樹 筑波大学, 人間系, 准教授 (50292462)
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研究分担者 |
岡崎 慎治 筑波大学, 人間系, 准教授 (40334023)
宮内 久絵 筑波大学, 人間系, 准教授 (40530986)
細川 かおり 千葉大学, 教育学部, 教授 (50259199)
涌井 恵 白百合女子大学, 人間総合学部, 准教授 (80332170)
小林 秀之 筑波大学, 人間系, 准教授 (90294496)
左藤 敦子 筑波大学, 人間系, 准教授 (90503699)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2021年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 知的障害教育カリキュラム / インクルージョン / 知的障害教育教科カリキュラム |
研究成果の概要 |
知的障害教育カリキュラム論史と知的障害教育の現状分析から,生活指導などの教科外課程に多くの指導時間を割くカリキュラムバランスが知的障害教育の不変の特徴であることを示し,生活教育の学習過程を成立させるための知的障害教科生活科の位置づけを確認し,小学校生活科や総合的な学習の時間の新設が同様の文脈にあることを指摘した。教育内容の分科による提示は知的障害教育からの通常教育への接近を意味し,教科等横断による児童生徒の主体的な学習過程へのアプローチは通常教育からの知的障害教育への接近を意味することを考察し,知的障害教育と通常教育の方法論の融合によるインクルーシブ教育カリキュラム実現の可能性を示唆した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インクルーシブ教育カリキュラムの議論では,学校で子どもたちが,「何を学ぶか」(共通内容の設定),「どのように学ぶか」(教育方法の多様化),「どこまでの理解度を求められるか」(内容水準・達成水準の設定と評価方法の多様化)が,重要な視点である。本研究は,知的障害教育教科によるカリキュラム・モデルが,この3つの視点での議論に適合しており,知的障害のある児童生徒の学習上のニーズに即した教育を体現すると同時に,小中高等学校のカリキュラム・モデルと融合しうる方法論を内包したインクルーシブ教育カリキュラムのベースとなるモデルであることを示したことに学術的・社会的意義がある。
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