研究課題/領域番号 |
18H01041
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
|
研究機関 | 県立広島大学 |
研究代表者 |
島谷 康司 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 教授 (00433384)
|
研究分担者 |
島 圭介 横浜国立大学, 大学院工学研究院, 准教授 (50649754)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
|
キーワード | 発達障害児 / 行動特性 / 外部刺激 / インタラクション / 集団 / アテンション / 外的刺激(人的・物理的) / 行動変容 / 定量的評価 / 発達障がい / アテンションテスト / 発達症 / 外的刺激 / 障害推定 / 発達障害推定 / インタラクション評価 / 集団保育 / 集団行動 / マーカーレス / 定量評価 / 発達障害 / 集団内行動 |
研究成果の概要 |
発達障がい児の行動変容を表現する確率的状態遷移モデルの確立と発達障がい児群の行動評価法を構築した。複数台のカメラを用いて定型発達児と発達障がい児の集団行動を計測し、遊び状態を推定するとともに、確率的ペトリネットモデルに基づき遊び状態の遷移やインタラクション状態などを検証した。結果、定型発達児群の行動から逸脱する児を検出し、医師の診断や保育士の知見と一致することを示した。さらに、空間メモリを用いて幼児の行動規範指示に対する行動変容システムを構築した。空間メモリを配置したことを幼児に説明した条件では、幼児の行動量が大きく増加したことから、幼児のインタラクション評価、発達障害の推定が可能となった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多動性障害などの特性を持つ発達障害児は集団内行動が困難な場合がある。本研究の意義は発達障害児の外的刺激に対する行動変容を評価し、有効性を検証することである。本研究では、各遊びの空間に事前に空間メモリを配置し、幼児が空間メモリに侵入すると幼児にとって楽しい音声刺激が生じるよう設定した。結果、幼児は空間メモリに侵入して遊ぶ回数や時間数が増えることが証明された。また、空間メモリの配置によって発達障がい児の行動遷移の特徴量を抽出し、発達障がい児の行動変容特性を捉えることができた。保育実践の集団行動場面における外的刺激に対する幼児の行動変容評価は、幼児の社会性評価に重要であり意義があると考える。
|